出版社内容情報
大災害の教訓に学ぶ
中国・朝鮮の人々にとって、関東大震災とはどのような経験であったのか。中華圏からの震災支援、虐殺事件、独立運動団体「義烈団」の動向、大韓民国臨時政府の対応などから精緻に検証する。近代未曾有の大災害を東アジア関係史に位置づける試み。
内容説明
大災害の教訓に学ぶ。中国・朝鮮の人々にとって、関東大震災とはどのような経験であったのか。中華圏からの震災支援、虐殺事件、独立運動団体「義烈団」の動向、大韓民国臨時政府の対応などから精緻に検証する。近代未曾有の大災害を東アジア関係史に位置づける試み。
目次
第1部 中華圏と関東大震災(菩薩と呼ばれた中国人―王一亭の震災支援と幽冥鐘;「まさかの友は真の友」―中華圏からの二度の大震災支援;ある中国人青年の死―王希天事件と大島町事件という禍根)
第2部 朝鮮人と関東大震災(“「不逞鮮人」来襲”―秘密結社「義烈団」の虚像と実像;大韓民国臨時政府の苦悩―震災対応と権力闘争)
著者等紹介
武藤秀太郎[ムトウシュウタロウ]
新潟大学経済科学部教授。早稲田大学政治経済学部卒業。総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。学術博士。専門は社会思想史、東アジア近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。