出版社内容情報
著者渾身のエロス&サスペンス
その選択が間違っていないという確信、
あなたにありますか――?
人は一日に何度も分かれ道に立つ。
そして、ほとんど意識しないまま、どちらの道を行くべきなのかを瞬時に決める。
たとえば、今朝はどのスーツを着て会社に行くのか。多くの場合、どちらを選んだとしても人生が大きく変わることは、ない。
けれど、時には、その無意識の選択が人生を決定的に変えてしまうことが、あるかも。
あなたにはその選択が間違っていないという確信、ありますか――?
目 次
まえがき
第一話 春の分岐点『雪の中の仔猫』
第二話 夏の分岐点『破滅へと続く道』
第三話 秋の分岐点『暗い山道で』
第四話 冬の分岐点『命を拾った女』
第五話 再び春の分岐点『狭き門より入れ』
あとがき
内容説明
人は一日に何度も分かれ道に立つ。そして、ほとんど意識しないまま、どちらの道を行くべきなのかを瞬時に決める。たとえば、今朝はどのスーツを着て会社に行くのか。多くの場合、どちらを選んだとしても人生が大きく変わることは、ない。けれど、時には、その無意識の選択が人生を決定的に変えてしまうことが、あるかも。あなたにはその選択が間違っていないという確信、ありますか―?
著者等紹介
大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京都生まれ。法政大学文学部卒業。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
52
5話からなる短編集。無意識・無自覚のうちに人は分岐点に立つ事がままある。その時の選択により変わってしまう未来。それでも過去に引きずられたままだと、さらなる悲劇を生む。一歩立ち止まり、見つめ直す事が大事だ。「雪の中の仔猫」が好みだった。2023/09/04
あんパン
3
人は毎日あらゆる場面で選択を強いれられている。その何気ない選択が人生において大きな選択になる事がある。そんな場面を描いた作品。内容は5篇の春夏秋冬と場面での分かれ道の選択する短編作品。印象的なお話は第2話で恋をしている男性の好きだった人は身体は男性、心は女性の人だった。お互い好き合っていたが今後の展開に応援したい。第3話はある夫婦の妻が轢き逃げ事故を起こしたが夫が庇おうとしない仮面夫婦の話し。夫のクズさが胸糞悪い。どれもある2本の道を毎日降りかかる道を進んで行く事を思いさせられた。2023/12/10