慶應義塾大学東アジア研究所叢書<br> 台湾で日本人を祀る―鬼(クイ)から神(シン)への現代人類学

個数:
電子版価格
¥5,940
  • 電書あり

慶應義塾大学東アジア研究所叢書
台湾で日本人を祀る―鬼(クイ)から神(シン)への現代人類学

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月19日 17時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 351p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784766428124
  • NDC分類 387
  • Cコード C3039

出版社内容情報

記憶の媒体としての「日本神」を探る



台湾には、かつての支配者を信仰対象とする廟や祠が多数存在する。本書では、これを「日本神」と名付け、民間信仰に埋め込まれた植民地経験・戦争経験と民衆の歴史認識や、新しいメディアを通した観光化の中で生成する「日本神」像を探る。



▼「台湾で日本人を神として祀る」という行為はなぜ成立しているのか。

▼台湾に現存するうちの49か所の祭祀施設(廟)の調査結果をもとに、その問いに迫る。

▼台湾の日本人祭祀を日本統治の肯定と結びつける風潮に対しても、歴史人類学の立場から論考を行う。



台湾では日本人を祀る祭祀施設(廟)が相当数ある。

日本統治時代の記憶と台湾の民間信仰の関係から、民衆の歴史認識がどのようにかたちづくられていくのかを探る。

内容説明

台湾には、かつての支配者を信仰対象とする廟や祠が多数存在する。本書では、これを「日本神」と名付け、民間信仰に埋め込まれた植民地経験・戦争経験と民衆の歴史認識や、新しいメディアを通した観光化の中で生成する「日本神」像を探る。

目次

台湾の民間信仰と日本神
第1部 メディアと観光の中の日本神(英霊と好兄弟のあいだ―メディア言説、現地の実践、新たなコミュニケーション;台湾の日本神をめぐる信仰と観光―高雄の保安堂における歴史の選択と新たな展開)
第2部 民衆の記憶と日本神(田中綱常から田中将軍への人神変質―民族・国家の境界を超える民衆史学;植民地経験、戦争経験を「飼いならす」―植民地・戦争経験の記憶の媒体としての日本人の霊魂)
第3部 台湾の在来宗教信仰と日本神(廟神の出自により儀礼に差異は見られるか―台湾の日本神を祀る廟と中華神を祀る廟における儀礼・祭祀の比較;台南市内における日本人の神々―主に航空事故に起因する事例から;漂流物が神となる―日本神の外来性解析)
日本神信仰と出会う―民族誌映画撮影の経験と視点

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

23
台湾の廟で祀られる植民地統治時代の軍人など「日本神」に関する論集。彼らの多くが何らかの怪奇原書をきっかけとして神として認知され、神としては格の低い陰神であり、廟の主神ではなく、ギャンブルに霊験を発揮し、中には信仰が廃れつつあるものも存在するなど、そのあり方は日本側の認識とかなり齟齬があるようである。一方で日台友好、観光誘致などの思惑から台湾側かせ日本側の認識に合わせる動きもあるようで、信仰として現在進行形で推移しているのが面白い。2022/11/01

takao

2
ふむ2022/09/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19448549
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。