不便益―手間をかけるシステムのデザイン

個数:
電子版価格
¥3,520
  • 電書あり

不便益―手間をかけるシステムのデザイン

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月19日 16時30分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 220p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784764905504
  • NDC分類 007.61
  • Cコード C3050

出版社内容情報

実は、不便は好い!
現代のビジネスや社会は,何事につけても便利・速さ・効率を中心としている.こういう現代社会に対して,不便であるがゆえに生み出される創造力や注意力,思いやりといったことの重要性をもう一度見直すために「不便益」という考え方を、著者らは提案している.
不便だからこその効用を不便益と呼び,不便益という発想を取り入れることでこれまでになかった新しいモノやサービスを追及する.
本書はこれまでに取り組まれた「不便益」の事例を紹介しながら,不便益とはなにか,不便益をもたらすシステムのデザイン方法とは,を探求する.テクノロジーを否定し昔の生活に戻ろうという内容でなく、ITやAIなどの最新テクノロジーと不便を組み合わせることで新たな知財・サービスを生み出そうというものである.IT技術者や、システムデザインの研究者、技術者必読の書である。

目次

第1章 不便益システムデザイン
第2章 自動車の運転支援
第3章 義手のデザイン:人に関わるモノのあり方を考えるために
第4章 発想支援
第5章 コミュニケーション場のメカニズムデザイン:書評ゲーム「ビブリオバトル」のデザインを読み解く
第6章 博物館の学びを支える手がかりのデザイン
第7章 “弱いロボット”と人とのインタラクションにおける不便益
第8章 観光と不便益
第9章 妨害による支援
第10章 「結びの科学」に向けて
第11章 生命システム論から不便益を捉えなおす:不便益の実在証明

著者等紹介

川上浩司[カワカミヒロシ]
1987年京都大学工学部卒業。1989年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。1989年岡山大学工学部助手。1993年京都大学博士(工学)。1998年京都大学情報学研究科助教授。2007年京都大学准教授。2014年京都大学デザイン学ユニット特定教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

32
今の社会、便利・手軽・スピードという方向に向き過ぎていると思う。それが、今だけ、自分だけに繋がっている。果たし絵、それはどうなんだろう?という問いかけ。ますます、自分の頭で考えて、行動するということから遠くなっていくばかり。一見、不便だようで、実は、人間自身の五感に訴えることで、見えなかったものが見えるようになること。それが不便益だと思う。人間が人間らしさを取り戻す方向だと思う。寄り道だからこそ、偶然、眼にして興味を持つ。これって、素晴らしいことだ。2020/09/25

よこ

3
無駄を省かない視点を持つのは面白いなあ。

GKO098

2
富士山にエスカレータを導入すると興ざめして益が少なくなる話、 境界に靴が置いてあると土足禁止だと感じるシグニファイア、 正しく演奏しても間違った音が出ることがあることで、間違えてもそのまま演奏する訓練 ドラムの音をほんの少し遅延させると、演奏者は自覚しないのにスティックの振り幅が大きくなる話 2022/07/10

takao

2
ふむ2021/08/21

にじー

2
4月22日放送のTVを見て、さらに詳しく知りたいと思って読んだ。川上浩司教授はじめ12人の先生の共著。自動運転や観光、コミュニケーション場など様々な切り口から不便益に関して書かれており、多面的に考えられる。1章あたりが簡潔にまとめられており読みやすい。 2020/04/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12366855
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。