出版社内容情報
稀代の日本文化研究者R. H.ブライスによる伝説的名著、74年の時を超えてついに邦訳!
禅と俳句に魅せられ来日し、戦中は敵性外国人として収容されながらも、戦後は昭和天皇の「人間宣言」起草に関わり、皇太子(現上皇)の英語教師も務めたR. H.ブライス。
生涯を日本文化研究に捧げた彼が、川柳の類例なき魅力を言語化し世界に問うた意欲作、邦訳として待望の復活。
内容説明
禅と俳句に魅せられ来日し、戦中は敵性外国人として収容されながらも、戦後は昭和天皇の「人間宣言」起草に関わり、皇太子(現上皇)の英語教師も務めたR.H.ブライス。生涯を日本文化研究に捧げた彼が、川柳の類例なき魅力を言語化し世界に問うた意欲作、邦訳として待望の復活。
目次
1 序論(川柳と俳句;川柳の起源と技法)
2 川柳名句選(女;子;母;父;女房;亭主;姑;そのほかの間柄 ほか)
著者等紹介
ブライス,R.H.[ブライス,R.H.] [Blyth,Reginald Horace]
1898年、イギリス、エセックス州レイトン生まれ、1964年、脳腫瘍で東京にて逝去。享年65。第一次世界大戦の良心的兵役拒否のため、ロンドンの監獄に18歳から21歳の約3年間収監。太平洋戦争中は日本で交戦国民間人抑留所に約3年半収容される。そうした逆境の中から、日本文学と文化の禅・俳句・川柳という平和のシンボルを英語圏に発信し続け、なかでもアメリカにおける禅と俳句ブームの火付け役を果たした。第二次大戦後は学習院大学外国人教師として勤務し、昭和天皇の「人間宣言」の英文草稿を作成し、皇太子(現上皇陛下)殿下の英語の個人教授を亡くなるまで十数年務めた
西原克政[ニシハラカツマサ]
1954年、岡山県に生まれる。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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