内容説明
問題を見いだす力、予想や仮説を発想する力、解決の方法を発想する力、妥当な考えをつくりだす力。これらを育成する理科授業モデル。
目次
第1部 理科が目指すこれから求められる「資質・能力」の育成(「資質・能力」とは何か;「見方・考え方」と「資質・能力」との関係;「資質・能力」を育成する理科授業;「問題解決的な学習」の形骸化からの脱却)
第2部 これから求められる「資質・能力」を育成する理科授業モデル(じ石のひみつ(3年)
ゴムのはたらき(3年)
物と重さ(3年)
身近な自然の観察/昆虫と植物(3年) ほか)
著者等紹介
佐々木昭弘[ササキアキヒロ]
1960年、福島県福島市生まれ。北海道教育大学教育学部卒業。福島県公立学校教諭を経て現職。日本初等理科教育研究会本部役員。使える授業ベーシック研究会会長。学校図書『みんなと学ぶ小学校理科』(教科書)編集委員。全国学校飼育動物研究会会員。教育課程実施状況調査問題作成委員(平成15年度)。特定の課題に関する調査問題作成委員(平成16・17年度)。特定の課題に関する調査結果分析委員(平成18年度)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あべし
4
学年によって理科の教える内容の重点というか、肝というかが変化していくことがよくわかった。単純に知識を教えればよい、という時代ではないのだ。実験やって楽しく学ぶだけではないのだ。 理科での学びを確かな自分の力に。 理科で身につけた力は、この変化の激しい社会においてうってつけのものと言える。 「問題を見出す力」「予想や仮説を発想する力」「解決方法を発想する力」「妥当な考えを作り出す力」。これらの力をつけることが、本来の理科の学習だ。もちろん、そこには知識も必要とはなるが。目指すものが分かった気がする。2020/04/29