出版社内容情報
住宅内で「転倒・転落」してケガをするケースは非常に多く、東京消防庁のデータによると、高齢者で転倒・転落にて救急搬送された人の約60%は住宅で発生している。また、高齢者に限らず子供なども、住宅内の段差、階段、玄関だけでなく、高い場所の物を取り出そうと椅子から転落し、重傷になるケースもある。どのような家ならケガをしにくく、安全に暮らすことができるのか。作業療法士としてリハビリに10年以上携わり、また、約100棟の住宅の調査・改修にも関わった著者がその経験から、誰もが安全に住み続けられる家の方法「安全持続性能」を提唱。新築時、リノベーション時に役立つ、具体的な家づくりガイドライン。
内容説明
家の中でたくさん事故が起こっているのを知っていましたか?
目次
0 安全持続性能を満たした住宅の実例
1 ケガをする前に救いたい―私の活動経験から
2 帰りたくても、帰れない家
3 住宅内で転倒・転落が起きるところ
4 良質な家づくりに必要な「安全持続性能」という基準
5 図解 安全持続性能 安全性編―住宅内での事故を予防するために
6 図解 安全持続性能 持続性編―身体・ライフスタイル・家族構成の変化に対応するために
7 図解 安全持続性能 その他編―浴室、ベランダなど万が一の危険防止のために
著者等紹介
満元貴治[ミツモトタカハル]
活動名:ヨシロー。1987年広島生まれ。作業療法士として病院に11年勤務。医療従事者として3,000人以上の患者さん、100件以上の住宅改修・家屋調査に携わる。2021年に病院を退職し、安心・安全な住宅内環境をテーマに「安全な家づくりアドバイザー」として、2022年に株式会社HAPROTを立ち上げ、活動をしている。現在、顧問・協業先合わせて20社以上、YouTube「ヨシローの家」などSNSでも活躍。建築業界だけでなく、医療業界や自治体での講演会、大学の特別講義など実績多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。