内容説明
「話せるようになりたい」という思いに応える。場面緘黙の症状は、適切な対応によって改善させることができます。本人に「話せるようになりたい」という思いがあれば、大人の場面緘黙も改善できます。本書では、研究成果に基づいた「本人との共同作業で行う」プログラムを詳細に解説します。
目次
第1部 基礎編(プログラムの概要;事例 専門学校を休学してアルバイトを始めた小百合さん;コミュニケーション方法の工夫)
第2部 実践編(アセスメントから目標を立てるまで;エクスポージャー課題(宿題)を設定する
記録をふり返り、宿題を修正する
自分の意思で来談したのではないケースへの対応)
第3部 資料編(記録用紙等;青年期以降の場面緘黙当事者に対する治療的介入の研究;場面緘黙が改善した事例)
著者等紹介
高木潤野[タカギジュンヤ]
長野大学社会福祉学部教授、博士(教育学)、臨床発達心理士。東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了。東京都立あきる野学園養護学校自立活動専任教諭(言語指導担当)、小学校きこえとことばの教室(通級)などを経て現職。専門は言語・コミュニケーション障害。日本場面緘黙研究会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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