出版社内容情報
ケガの原因となる身体構造やテクニックの誤りを指摘し、治療法やテクニックの修正方法などを詳述。すべてのバレエ関係者必読の書。
内容説明
本書は、初版からの著者であり、ロイヤル・バレエスクールのコンサルタント整形外科医を務めたジャスティン・ハウスに加え、ロイヤル・バレエ団所属の理学療法士であるモイラ・マコーマックを新たな著者として迎え入れ、全体を新たに改訂しました。バレエに関連した体のしくみや働きに関する解剖学的な解説が充実しただけでなく、取り上げるケガの種類も増やし、部位別のエクササイズやテーピングの方法についても、新たな図や写真とともに追加しました。
目次
第1章 体の構造としくみ(解剖学と生理学)(骨格;関節 ほか)
第2章 ケガ:病理学、原因、治療、予防、栄養(ケガの病態生理学:炎症、治癒;ケガのタイプ ほか)
第3章 ダンサーに起きやすいケガ:原因と治療(足関節外側靭帯の捻挫;足関節外側靭帯の断裂 ほか)
第4章 筋肉を鍛えるエクササイズ(腹筋に対するより高度なエクササイズ;広背筋と脊柱伸展筋のためのエクササイズ ほか)
第5章 テクニックの間違いと体の構造の個人差:原因、影響、治療(肩の高さの違い;首や肩のまわりの緊張 ほか)
著者等紹介
ハウス,ジャスティン[ハウス,ジャスティン] [Howse,Justin]
コンサルタント整形外科医、BAPAM(British Association for Performing Arts Medicine)理事、上級医として、特にダンスに関連した舞台芸術の世界で多くの功績をおさめる。ロイヤル・バレエスクール、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(バレエ団とスクール)、ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンシング等のコンサルタント整形外科医をつとめた
マコーマック,モイラ[マコーマック,モイラ] [McCormack,Moira]
ロイヤル・バレエ団所属の理学療法士
平石英一[ヒライシエイイチ]
1983年慶應義塾大学医学部卒業。1998年10月から永寿総合病院にてバレエ外来を担当(毎週水曜日午後)。現在、整形外科主任部長、慶應義塾大学整形外科学非常勤講師。専門は関節外科、特に足部・足関節の外科、ダンス医科学。所属学会等:日本整形外科学会、日本足の外科学会(評議員)、日本靴医学会(評議員)、日本整形外科学会スポーツ医学会、日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会、日本ダンス医科学研究会(世話人)、American Orthopaedic Foot and Ankle Society(International member)、International Association of Dance Medicine and Scienceなど
白石佳子[シライシヨシコ]
1983年日本女子大学文学部英文学科卒業。医学および舞踊関係の書籍やパンフレットの制作に携わる。クラシックバレエは中沼利花(牧阿佐美バレヱ団)、小川亜矢子ほかに師事、スタジオ一番街、Steps on Broadway等で学ぶ
水村真由美[ミズムラマユミ]
1997年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)取得。現在はお茶の水女子大学基幹研究院准教授。身体運動科学全般の教育と共に、舞踊を中心としたヒトの身体運動に関する研究を行っている。6歳よりバレエを始め、谷桃子バレエ団研究所を経て1989~91年同団所属。日本ダンス医科学研究会代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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