目次
序論 都市大阪のなかの被差別民
エリア編(道頓堀・千日前―ハレとケガレの空間;日本橋・下寺―街道とスラムの様相;天王寺・新世界―博覧会と遊興地の風景;渡辺・西浜―皮革と太鼓の文化;太子・萩之茶屋―釜ヶ崎と日雇い労働者のまち ほか)
トピックス編(近代社会の周縁1 四カ所・七墓;近代社会の周縁2 食肉・屠場;近代社会の周縁3 職業・労働紹介)
補論 “大大阪”と被差別民
著者等紹介
吉村智博[ヨシムラトモヒロ]
現在、学芸員・大学非常勤講師などを兼務。専門は、都市周縁社会史・地図史・博物館表彰論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
乱読家 護る会支持!
2
両親が九州人で、いまいち大阪人にはなれない僕ですか、庶民の愛憎が渦巻く大阪いや大坂はとても奥深いオモロイまちです。 僕が子どもの頃の大阪は、ほんまに怖いところがあちこちにあって、親からは「あそこにいったらあかん!」と注意されていました。 大阪市内は、タワーマンションをはじめとして、ドンドンと大都市化しているので、一部の地域を除いて、気楽に歩けるようになりました。 毎年、夏に歩いている「七墓めぐり」も、大坂の奥深さを感じるための僕の恒例行事になっていますが、子どもの頃なら怖くて行けなかったですよね。2022/05/15
狐狸窟彦兵衛
1
大阪の近代化、大大阪の形成から現代に至る都市の辺縁、裂け目に位置させられた「最下層」「貧民」からの眼差しで、歴史と文化、産業史を読み解く異色の「ガイドブック」です。落語に登場する「らくだ」や「やたけたのくま」「どうらんの安兵衛」たちがなぜ「二つ名がある」のかも分かりました。面白かったです!2025/04/13
-
- 電子書籍
- 一生歩ける体をつくる10秒ポーズ健康法