中公新書<br> 特別支援教育―多様なニーズへの挑戦

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中公新書
特別支援教育―多様なニーズへの挑戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 266p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022189
  • NDC分類 378
  • Cコード C1237

出版社内容情報

通常学級に6%いる、発達障害や自閉症児たち。彼らへの教育支援の現状、親・教師・生徒自身による新教育法を余すところなく解説

内容説明

小中学校の通常学級で六%、全国で六〇万人を超えると思われる「知的障害のない発達障害児」。彼らを含む、すべての障害のある幼児・児童・生徒の自立や社会参加に向けた取り組みが、教育の場で始まっている。一人ひとりの教育上のニーズを把握し、学習面や生活面の問題を解決するための指導と支援を行う。これが特別支援教育だ。すべての親や教師、そして子どもたち自身が知っておくべきことを収めた現代の新基準の書。

目次

わが学校は学びやすいか、わが街は暮らしやすいか
第1部 特別支援教育の誕生と始動―現在を見つめる(21世紀初頭のパラダイムチェンジ―理念と基本的な考えの転換;システム構築とマネジメント手法―学校と自治体における推進の技法;自治体の特色ある取り組みと政策評価―地方分権下の主体性、自主性と結果責任;教室での指導内容と指導方法―現代的な心理学的手法の充実)
第2部 特別支援教育が始まるまで―歴史から学ぶ(明治初頭、近代国家型教育の完成と教育の使命―等級制から学年制への移行と能力差の顕在;障害のある子どもの教育の始まりから世界大戦まで―欧米諸国からの輸入と日本独自の熟成;戦後から20世紀末までの道程―再設計、着実な展開、そして硬直化)
第3部 特別支援教育の進化の兆し―将来を展望する(世界の特別支援教育と日本の位置―世界標準と日本式の折り合いの模索;神奈川県と兵庫県から見えてくるもの―進化の兆し(1)
学術研究から見えてくるもの―進化の兆し(2)
新たなk大の認識と対応の模索―世界的なブランドに育てるために)
夢と希望と幸せの仕掛け
中学生・高校生の皆さんへの期待

著者等紹介

柘植雅義[ツゲマサヨシ]
国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員、教育情報部長。1958年、愛知県生まれ。愛知教育大学大学院、筑波大学大学院で学び、筑波大学より博士(教育学)の学位を取得。公立小学校特殊学級、養護学校(知的障害)小学部・高等部教諭を経て、1994年より国立特殊教育総合研究所研究官、主任研究官、研究室長。1997年~98年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)客員研究員。2001年より文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官(発達障害担当)、2006年より兵庫教育大学大学院教授(2008年より専攻長)、2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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26
特別支援教育についての基礎的な知識や、歴史、今現在の課題などが簡潔にまとめているだけでなく、特別支援教育について知る中で1番大切なことを要所要所で挟んでいるため、特別支援教育について知っている人にも知らない人にもぜひ読んでもらいたい一冊。辻村さんがおっしゃるように、障害児教育を推進するには、支援学校だけではなく通常学校も同様に、専門性の向上などを意識する必要がある。障害があるとかないとか関係なく、子どもたちによりよい教育を届けることのできるような現場を、職種なんか関係なくみんなで真剣に考えていけたら良いな2015/08/14

たつ

11
俯瞰的に幅広くとらえた切り口は入門書として良い!筆者の元気で前向きな論調にも好感!小中学校の通常学級に6.5%の割合で居るという発達障害の子ども達に焦点を当てながら、歴史と今までの流れを押さえ、現状をクールに語り、おおいに未来の夢と希望をのたまう!熱い! 私たちは今、優しい社会を築くために、学び、語り、出来ることを始めようよ! 未来は教育が創るんだよ!2016/07/31

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

8
娘に頼まれて借りました。大学の授業の参考にするそうです。内容だけちゃっかり聞き出す母(笑)2023/03/11

epitaph3

4
障害観、歴史、システム構築、指導方法、自治体の取り組み、学術研究、そしてたくさんの課題まで。これ読めば、2013年現在の特別支援教育のことがわかる。多くの人に読んでもらいたいが、相当興味があるか、当事者の家族か、特別支援学級や特別支援学校の教師か、一定の方に限られてしまう。通常学校の教師こそ読んでもらいたいのだ。40年前辻村泰男が書いたこの言葉のために「これ以上に障害児教育を推進するには通常教育がもっと障害児に向き合って寄り添ってきてくれないと駄目だ」2013/07/24

tharaud

3
国連の障害者権利条約の勧告の中で「分離教育」と厳しく批判された特別支援教育。このままでよいはずはないが、単純に批判すればよいというものでもない。長年の歴史や、不十分な制度の中で奮闘してきた現場への敬意も忘れてはならない。どういう読者を対象にしているのかわかりづらい断片的な構成がやや読みづらかったが、基本的なことは理解できた。2023/01/28

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