出版社内容情報
松前家中の少年、春山伸輔は家名を復権させるべく、榎本軍に占領された箱館において、新政府の遊軍隊と合流。
榎本軍への反乱活動を行っていた。一方、新撰組の土方歳三は、かつて近藤勇らと夢に見た国盗りを、箱館政府によって実現させようとしていた。
相反する二人が北海道の大地で思いがけない出会いをしたことで、大きな運命が動き出す。
ともに夢見る未来は果たしてどこにあるのか。北斗の邦での戦いを圧倒的スケールで描く歴史小説の傑作!!
内容説明
松前家中の少年、春山伸輔は家名を復権させるべく、榎本軍に占領された箱館において、新政府の遊軍隊と合流。榎本軍への反乱活動を行っていた。一方、新撰組の土方歳三は、かつて近藤勇らと夢に見た国盗りを、箱館政府によって実現させようとしていた。相反する二人が北海道の大地で思いがけない出会いをしたことで、大きな運命が動き出す。ともに夢見る未来は果たしてどこにあるのか。北斗の邦での戦いを圧倒的スケールで描く歴史小説の傑作!!
著者等紹介
谷津矢車[ヤツヤグルマ]
1986年東京都生まれ。駒澤大学文学部歴史学科考古学専攻卒。2012年「蒲生の記」で第18回歴史群像大賞優秀賞受賞。2013年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。2018年『おもちゃ絵芳藤』で第7回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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麻友
2
図書館で借りて読了。土方歳三が好きなんで読んでみました。少し読みづらかったけど、最後は良かったです。2024/01/11
あきのぶ
2
函館での土方歳三と春山伸輔。2023/11/24
km.
1
函館戦争の中、新選組副長だったが故に榎本軍と共に滅びるしかない土方歳三。一方、ただ時勢に流されて生きるしかなかった松前藩の少年・春山伸輔。覚悟持って自分の生きる場所を自分で決めた男の語り継がれるべき自由。深いなー。これ深すぎてちょっと読みずらいなー。でも土方歳三はカッコよく描かれているのでそれだけでも読む価値あるんじゃないかなー。2023/11/30
グランくん
0
新撰組副長土方歳三と、松前藩の勘定方の息子の春山伸輔。この二人の、箱館戦争での戦いを描いた物。 戊辰戦争であちこちで戦い、奥羽でも敗れ榎本と一緒に箱館で半独立を目指す土方。 父が、松前藩から蟄居処分となり、何とかそれを解いてもらう為に箱館へ出て榎本軍の様子を探るうちに遊軍隊に入った伸輔。 箱館を巡る戦いが描かれております。2023/12/18