内容説明
美しい四季で知られるミゼラン諸島、その辺境の村。幼い頃の記憶を持たない孤児だが、天然にほがらかな少女・ミケェヌは、兄弟のように育った絶世の美少年・シオンとともに、占い師の老女・ニゲラの元で支え合いながら暮らしている。そんな彼女に変化が訪れたのは、年に一度、村が最も華やぐ祭りの夜だった。深い森の中で耳にした、不思議な言葉。それは、かつてこの地に存在した「神々の住まう国」を巡る因縁と愛憎の輪が再び回りはじめる端緒となる―。俊英が紡ぎ織る、運命の恋の物語。
著者等紹介
萩原麻里[ハギハラマリ]
兵庫県神戸市出身。3月10日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。