内容説明
芥川賞作家・日野啓三の若き日の思索を綿密にたどり、伝えた書。日本の敗戦を朝鮮で迎え、「亡国の民」となって父の郷里・広島に帰還。翌年旧制一高に進学し、荒正人の講演を聴いて文学に目覚める。寄宿寮紙「向陵時報」、大岡信、佐野洋らとの同人誌「現代文学」や「近代文学」「現代評論」等での文業を追跡し、著書・創作一覧も付す。
目次
1 「向陵時報」紙上の日野啓三
2 「現代文学」誌上の日野啓三
3 「近代文学」誌上の日野啓三―昭和二十六年まで
4 日野啓三・昭和二十七年の文業
5 日野啓三・昭和二十九年の文業
6 日野啓三の著書
7 日野啓三創作一覧稿
著者等紹介
山内祥史[ヤマノウチショウシ]
日本近代文学専攻。現在、神戸女学院大学名誉教授、神戸海星女子学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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