出版社内容情報
「ジキルとハイドの人格をキメラのように併せ持つ人間。その理由を〈自己家畜化〉という新たな仮説で解説した瞠目すべき進化論」 山極寿一氏(霊長類学者・京都大学前総長)推薦
スティ―ブン・ピンカー(認知心理学者)
マット・リドレー(科学ジャーナリスト)他 絶賛!
寛容と暴力の人類史
最も温厚で最も残忍な種=ホモ・サピエンス。協力的で思いやりがありながら、同時に残忍で攻撃的な人間の特性は、いかにして育まれたのか?世界を舞台に活躍する人類学者が、〈自己家畜化〉という人間の進化特性を手がかりに、長年のフィールドワークから得られたエビデンスと洞察、人類学、生物学、歴史学、心理学の新発見にもとづき、人類進化の秘密に迫る。
内容説明
最も温厚で、最も残忍な種=ホモ・サピエンス。協力的で思いやりがありながら、同時に残忍で攻撃的な人間の特性は、いかにして育まれたのか?世界を舞台に活躍する人類学者が、“自己家畜化”という人間の進化特性を手がかりに、長年のフィールドワークから得られたエビデンスと洞察、生物学、歴史学の発見にもとづき、人類進化の秘密に迫る。
目次
人間進化における善と悪
パラドックス
攻撃性のふたつのタイプ
ヒトの家蓄化
平和を育む
野生動物の家畜化
ヒトの進化におけるベリャーエフの法則
暴君の問題
処刑
家畜化がもたらしたもの
善と悪の進化
圧倒的な力
戦争
パラドックス解消
著者等紹介
ランガム,リチャード[ランガム,リチャード] [Wrangham,Richard]
1948年生まれ。ハーバード大学生物人類学教授。専門は霊長類の行動生態学。国際霊長類学会名誉会長。ピーボディ博物館霊長類行動生物学主幹、ウガンダのキバレ・チンパンジー・プロジェクト理事をつとめるほか、アメリカ芸術科学アカデミーおよび英国学士院(British Academy)フェローでもある。その功績を称えて、英国王立人類学協会からリバーズ記念賞を贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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