内容説明
『異世界に一番近い場所』の幽玄一人旅団清水大輔が、ファンタジー世界に迷い込んだような凝った内装を有する個性的なお店を撮り集めました。全て国内の来店できるお店です!こんな身近にも異世界のような場所はあったのか!?と、新たな感動と空想が滾る1冊です。
著者等紹介
清水大輔[シミズダイスケ]
幽玄一人旅団。写真家・皮細工作家。2018年よりフリーランス。風景写真・イベントの撮影などを中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
190
書店で気になり、手に取りました。実際に存在している幻想的な店舗の写真集です。東京では、ほとんどが杉並区に集中しているのが不思議です。 仕事で「不思議の国のアリス」のイメージのガールズバーに携わったことがあります(笑) https://kai-you.net/article/837612022/07/13
ねこ
117
前作の「異世界に一番近い場所」を見て今回、この「幻想店舗録異世界に一番近い場所」を見ることができました。前回は世界中に飛び回っての写真集だったのに対して、今回はコロナ禍も有り、全て国内での場所です。とにかく写真の情報量が多い!隅から隅まで魅入ってしまう写真ばかり。しかもどれも日本とは思えない店舗内。まさにリアル異世界。Photoshopの加工も益々CG寄りに振り向けた仕様になっています。著者の趣味全開の写真集で次の写真集が楽しみです。2022/12/30
かな
48
漫画やファンタジー系の小説、映画とかでしか、お目にかかれないような幻想的で少し怖いようなお店の写真集。どうみても外国の中世の世界と思っていたら全て日本だった。コロナ禍で海外にいけなくなった作者(写真家)が日本で撮ったとのこと。場所みて驚いたのが私の住んでいる家の近くの写真もあったこと。こんなお店あったんだという驚き。更に数年、京都で暮らしたこともあるのだが、何回も行ったことのある場所も含まれていたこと。全然、気づきもしなかった。まあ最近出来たのかもしれないんですけど。でも明らかに異世界の写真集でした。2022/08/13
ちえ
47
現実とは思えないが実際にあるお店ということに驚く。ドライフラワー、標本瓶、化石、骨、謎の置物…。こんなお店でアルコールをいただいていたら、そのまま異世界にスリップしてしまいそう。巻末には店名と場所がQRコード付で掲載されていて、名前にもまた想像を掻き立てられる。ページにほぼ区切りがないのでどこからどこまでが1つのお店がわからないのが気になるが、それもまた迷宮らしいとも言えるかな。2022/09/08
愛玉子
46
謎めいた標本や古書、剥製、硝子玉に硝子瓶、大量の鍵や時計がぎっしりと並んだ仄暗い空間は、うっかり入り込んだら戻れないか、寿命何年分か取られそう。現実離れした妖しくも蠱惑的な雰囲気だけど、これが日本にあるリアルな店舗(杉並区高円寺率の高さよ…杉並区は最早異世界説)だというから驚き。謎の硝子瓶と思ってよく見たら『山崎』のラベルがあるよ(笑)画像の色調を合わせてあるからか、色んなテーマの部屋がある一つのお店の写真集という感じ。でもこれ席に座るまでに何か触って落としちゃいそうとか、掃除が大変そうなんて思ったりも。2022/11/20