帝都の事件を歩く―藤村操から2・26まで

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750512211
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

中島岳志と森まゆみが帝都・東京のテロ空間を歩いて確かめる路上対談。本郷にはじまり東京駅、日本橋、両国、田端、赤坂で繰り広げられた近代史の現場の数々。1920年代が現代と符号するのはなぜか、歴史からいまを学ぶ。

内容説明

森まゆみさんを案内役に、本郷にはじまり東京駅、日本橋、隅田川、田端、赤坂…、血盟団事件、5.15、2.26と東京で繰り広げられた近代史の現場を歩く。

目次

1 煩悶青年を生み出した本郷
2 右翼クーデターは江戸川橋ではじまった
3 東京駅はテロの現場
4 隅田川と格差社会
5 田端と芥川龍之介の死
6 日本橋と血盟団事件
7 永田町とクーデター

著者等紹介

中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年大阪生まれ。大阪外語大学卒業、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。北海道大学大学院法学研究科・准教授。『中村屋のボース』(白水社)で大佛次郎論壇賞受賞

森まゆみ[モリマユミ]
1954年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学新聞研究所修了。作家・編集者。出版社勤務ののち、1984年に友人らと東京で地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。2009年の終刊まで編集人を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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だいだい(橙)

5
戦前の東京を歩きながら解説していく対談集、というか結果としてエッセイ集。昭和史を学ぶことが趣味になりつつある私にとってはありがたい一冊でした。町を語ることはそこに住んでいた文化人を語ること。今となっては太平洋戦争は「侵略戦争」と否定されていますが、当時の若者は真剣に大陸進出を「革命」として信じており、いわばマルクス主義と同じような思想と考えられていたようです。誰もが知っている文学者が実は進出主義だったとか、目からうろこでした。政治史とは違う視点でかかれたところがユニークです。2013/04/30

キムチ27

4
関西ローカルで「夜はくねくね」っていうのがあったけど・・こちとらかなりハイレベルのクネクネ。尤も、世代を隔ててかくも相思相愛で語れるのが凄い。 何れも劣らぬ好奇心と博識の持ち主。丁々発止。博覧強記のメリーゴーランドが止まらない。 表紙も凝っている・・如何にも江戸下町、おんぼりとぬるま湯で語り合うっていうスタンスか。 ホラそこに・・という感じでそうそうたるご仁を捉え、みんなお友達みたい。 自由に語るだけあって「それは無いやろ」っていう個所も多いにある。 動かずして遊ばせて頂けた、この1冊で。2012/12/24

ポン・ザ・フラグメント

4
昭和初期と現在が似ているかどうか。3.11以降、たしかにそんな気はしていたんです。しかし、こうしてはっきりそう書かれているのを読むと、へそ曲がりなんで「ほんとにそうかあ?」と懐疑的になってしまします。歴史は繰り返すかもしれないと考えれば避けられる過ちもあるでしょう。でも、過去があたかも必然のように見えたら、愚かな選択を許容してしまうことだってあるような……。やだやだ。歩くならつねに新しい雪を踏んでいたいとは思いませんか。誰かのあとを歩いているなんて気持ち悪いんですけどねえ。誰しもそうとは限らないか。2012/12/11

まえけん

3
本郷で日露戦後生まれた鬱屈青年が、江戸川橋の猶存社などWW1後の不況の中で自己の鬱屈と社会の不平等を一体化させた社会変革(右翼も左翼も大元はこれ)に向かい、関東大震災や日本橋周辺での相次ぐテロなど急進的な形も伴い加速してゆく。30年代に入り世界恐慌、貧富が拡大すると、合法(八紘一宇)や非合法(2.26クーデター)両面での変革が志向されていたとの説明。なるほど。個人的には土地の高低差(山の手と下町)が社会的ステータスを象徴しそれゆえ芥川が近代的自意識に苦しんだ話、「朝日平吾の鬱屈」も今後読みたい。2014/09/21

gauche

2
ややタイトルに偽りあり。東京の街路を歩きながら対談するというスタイルの本で、事件なったところも通ります、というくらい。 それと筆者が自衛隊嫌いなのがよくわかる。関東大震災で軍の信頼が増して軍国主義への一因となったいうことと、東日本大震災で自衛隊が復旧に貢献したことを結び付けて語ったりしている。あなたの趣味はわかったけど、本の内容と全然関係ないじゃん。 2013/03/02

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