内容説明
天下人、豊臣秀吉の子を身篭った茶々は、淀城の一室で、世継ぎの誕生を待っていた。そんな、ある夜―。厳戒態勢を破って城内に忍び込んだ何者かが、茶々の枕もとに囁きかける。その“気配なき声”の正体は…?
著者等紹介
松尾清貴[マツオキヨタカ]
1976年福岡県生まれ。国立北九州工業高等専門学校中退後、ニューヨークに在住。帰国後、国内外を転々としながら小説を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichi
25
【図書館本】戸沢白雲斎、海野六郎の過去?が謎です。忍術というか呪術というのか?理解できずに読了。私の読解力が足りないのか?佐助は白雲斎と六郎により命を助けられ、50年の時を経て再開できたらしい。次の最終巻でわかりやすく解説してくれるのかな?2016/09/27
夜兎
13
シリーズものは一度に読むべきだった…。前の内容忘れてる。それでも読み始めると引き込まれる。歴史わかってないから、年表や人物相関図が必要。脳内で某ゲームの絵柄で再生される。2017/04/06
Bellumix
5
豊臣秀吉の世継ぎを身ごもり、出産のため淀城に訪れた茶々。ある夜、『気配なき声』が茶々に「私心無き者よ」と呼びかける。また望月六郎と行動を共にしていた猿飛佐助は、真田幸村の住居へと身を寄せることになる。そこで命じられたのは、過去に淀城に現れた『気配なき声』の正体を探ることだった…。1、2巻の間をあけて読んだので、あれ?となり。根津甚八、加賀(海野六郎)、穴山小助、とキャラが増えるので頭がややこしく…所々キャラが頭の中でBSRのような姿になるが…クライマックスからエピローグの加賀に寂しいような、悲しいような。2017/09/27
麻友
4
図書館で借りて読了。これは1巻とはまた趣が違って…これって、ファンタジーですよね?海野六郎の設定といい、佐助の設定といい、話の流れといい…ま、いい意味で私の思ってた真田十勇士とは違ってました。何巻まで続くのか分かりませんが、続き読んでみようと思います。2021/07/10
HNYYS
3
図書館本。キャラクターも増え、時系列も急に変化するので、付いていけないかもしれない、と焦ってしまいましたが、一通り読み終えた。こういうシリーズは、全巻一気読みでないと忘れてしまいそう。2020/03/30