内容説明
法学教室の遺稿連載を一挙収録！日本憲法学の金字塔。
目次
第１章 法の下の平等（平等思想の展開と実定化；「法の下の平等」の意味；法的平等の具体的内容；平等に関する基本判例）
第２章 内面的精神活動の自由（思想・良心の自由；信教の自由；学問の自由）
第３章 外面的精神活動の自由（１）―言論・出版の自由（表現の自由の意味と価値；表現の自由の内容；表現の自由の限界）
第４章 外面的精神活動の自由（２）―集会・結社の自由（集会の自由；結社の自由；通信の秘密）
第５章 経済的自由（居住・移転の自由；外国移住・国籍離脱の自由）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただの人間
1
終わり部分の中途半端さが未完であることを強く感じさせる。さすがに二重の基準論の主唱者だけあって、権利類系ごとに(主にアメリカで)どのように基準が発展してきたのか、日本の裁判例がどのように分析できるのかについて丁寧に解説が加えられていく。改めて岩波一冊本の行間の大きさも感じされられた。2021/07/28
