内容説明
時代を超えて「他人じゃないっ!」という気持ちをかきたてられる、なつかしい人たち―ココ・シャネル、樋口一葉、左卜全、古今亭志ん生、福田恒存、古川ロッパ、アラカン、森雅之、自分のひいおばあさんまで、39人のとびっきりの曲者たちが勢揃い。中野翠の人物エッセイ集『会いたかった人』『曲者天国』が一冊に。
目次
ジョージ・オーウェル―作家・評論家
チェルヌィシェフスキイ―思想家
ココ・シャネル―ファッション・デザイナー
樋口一葉―作家
左卜全―俳優
高校生A君―祖母殺し高校生自殺事件
田中清玄―思想家・実業家
古今亭志ん生―落語家
“美人ママ”A―商社員射殺事件
ロバート・L.フィッシュ―ミステリ作家〔ほか〕
著者等紹介
中野翠[ナカノミドリ]
大学卒業後、出版社勤務等を経て、フリーのもの書きに
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
65
時代を超え、他人と思えない一癖ある人たちを語り尽くしています。その人々は、著名人から自分のひいおばあさんまでバラエティに富んでいました。大半が知らない人なのは世代からでしょうね。でも、こんな曲者がいたのかと思うと興味が湧きます。2019/02/11
優希
41
著者が世代を超えて懐かしい人たちを語っていますが、殆ど知らない人ばかりだったのでちんぷんかんぷんでした。この人はこういう人なのかという意味では人物伝として勉強になりましたけど。皆曲者で、とびきりおかしい人物伝として読めば興味深い本ではあります。まぁ世代が違うからということで知らない人が殆どでも仕方ないのかな、と。結構面白くはありましたけどね。2014/07/31
Gen Kato
2
中野翠氏ならではの人物小伝集。作家や俳優、映画監督、犯罪者、身内まで幅広い。採り上げられた人々がみな魅力的で、「確かに会ってみたい」と思わせるのは文章のうまさとセンスのよさゆえなんだろうな。2020/02/04
わかめ
1
左卜全さんの章に惹かれて読んでみました。いや~っ、歴史に埋もれさすのは惜しいくらいの、曲者ぞろいだなぁ。もっともっとじっくりといろいろ知りたくなりました。2015/12/02
ふじひろ
1
まあ次から次から色々な人が出てくるものですね。知らない人の方が多いんだけど、読んでいると確かに面白い/楽しい人が多く、関連本も読まなきゃと思って、「積読」が増えて困るんだろうな・・トホホ2015/04/19