内容説明
日本史の75の疑問にこたえる!雑誌『歴史と地理 日本史の研究』のコーナー「賢問愚問」を再編集して書籍化。
目次
第1部 原始・古代(日本列島に人類が住み始めたのはいつか;縄文人の生活と土器の関係はどのようなものか ほか)
第2部 中世(鎌倉幕府の成立はいつか;鎌倉幕府の経済基盤である関東知行国とは何か ほか)
第3部 近世(南蛮船とはどのような船か;朱印船貿易とはどのような貿易か ほか)
第4部 近代・現代(和親条約と修好通商条約の締結経緯とその違いは何か;「討幕」と「倒幕」の違いは何か ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
71
歴史の山川出版社が厳選した75の質問だが、浅学の私には、そもそも、どれが賢問でどれが愚問かの区別さえつかない。質問の中に「三斎市」「堀越公方」「伝馬役」「助郷」なんて、全く知らない単語が出てきて自分の無知が情けなくなるが、まあ、こういうマニアックな質問は、愚問ということにしておこう。一方、縄文人がなぜ定住生活を送れたかとか、古代の「国」の成立の仕方、倭寇・勘合・朱印船などの貿易のあり方、幕藩体制下の寺院の役割、明治以降「徴兵制」はどう運用されていたのかなどの賢問が、日本史への興味と理解を深めてくれる。2020/11/21
金吾
10
日本史の疑問に答える本であり、わかりやすいですが、どれか何故賢問愚問かわかりませんでした。邪馬台国の話は面白かったです。2020/09/19
さとまる
7
原始・古代、中世、近世、近代・現代の4部構成で一つの項目について解説するコラムのようなもの。しかし、たまたま自分がそれなりに知識のあるテーマの解説が非常に乱暴で誤解を招きかねない内容であったので他の解説もどれだけ信頼できるのかわからないまま読んだ。せめて各項目の執筆者の名前を出して責任の所在を明らかにして欲しかった。2021/12/30
井汲
2
大学受験の頃「完全には理解できてないけどそういうものだから」として割り切って強引に暗記していたような物事にもう一歩踏み込んで背景など説明してくれているのでとても勉強になった。教科書の記述ではもやっとした理解しかできないような絶妙なところを拾ってくれている。