出版社内容情報
発見、発掘、修復、復元、蒐集など、思わず唸る18の物語で土偶の魅力と謎に迫り、さらにカラー図版やイラストで紹介する。
譽田亜紀子[コンダアキコ]
武藤康弘[ムトウヤスヒロ]
内容説明
どう作られ、いったい何に使われていたのか。現代にどうよみがえったのか。国宝5体とこれだけは見ておきたい土偶を多数のカラー図版、貴重な資料とともに紹介する。思わず唸る17の物語。
目次
「なんか出てきたで」からすべては始まった―相谷熊原土偶
霧ヶ峰のシャーマンとともに生きた土偶―縄文のビーナス
壊された数だけドラマがある―釈迦堂遺跡群の一一一六個の土偶
この子だけ、なぜ残されたのか―縄文の女神
土器の一部になった人形―人体文土器とは
ヒントはこの土偶に隠されている―仮面の女神
なんてったって、イノシシ―動物形土製品
修理を繰り返した縄文人―合掌土偶
村人に愛されたストレッチ土偶―屈折像土偶
ジャガイモ畑からこんにちは―中空土偶、芽空
首なし土偶と首なし遺体―藤株遺跡
二万体を背負って立つ土偶―遮光器土偶
そして土偶はいなくなった―縄文から弥生へ
土偶と土器の密なる関係―絆としての模様
天と地を繋げた絵師―蓑虫山人の「笑う土偶」
お預かりするという思想―辰馬悦蔵と西宮文化
日本にはピカソが何人いるのか―縄文の国宝が誕生するまで
著者等紹介
譽田亜紀子[コンダアキコ]
岐阜県生まれ。京都女子大学卒業。テレビやラジオに出演するかたわら、トークイベントなどで、縄文時代や土偶の魅力を伝える活動を行う
武藤康弘[ムトウヤスヒロ]
1959年秋田県生まれ。國學院大學大学院修士課程修了。博士(文学、東京大学)。現在、奈良女子大学文学部教授。専門は文化人類学、民族考古学
スソアキコ[スソアキコ]
イラストレーター・帽子作家。ギャラリーでの帽子作品の発表と並行して、イラストレーターとしても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダミアン4号
優希
ひろし
とある内科医
のぶりん