Ｆｏｒｔｒａｎ９０入門―基礎から再帰手続まで

新井 親夫【著】

森北出版（1998/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 234p／高さ 26cm
• 商品コード 9784627839816
• NDC分類 007.64
• Cコード C3050

出版社内容情報

大学や高専ではFORTRAN77からFortran90に切り代わりつつあるが，まだFortran90の参考書類は少ない．本書は，著者が大学で10数年間にわたって行ってきた講義をもとにまとめたもので，例題を中心に丹念に解説している．前半ではFORTRAN77，Fortran90に共通した基本的な文法を扱う．後半では構造型，モジュール，再帰手続などを含むより新しい内容を扱っている．本書に掲載のすべてのソースコードは，小社Webサイトからダウンロード可能．

■目次　入門／簡単な計算／繰り返しと判断／配列／データ型／プログラム単位／入出力と宣言／手続／付録／索引

内容説明

本書はおおよそ３段階の構成になっており、４章までは一通りの計算ができることを目的にしています。Ｆｏｒｔｒａｎ９０では上位互換性といってＦＯＲＴＲＡＮ７７が使えるので、この段階ではＦＯＲＴＲＡＮ７７の機能にも触れています。５章、６章はデータ型とプログラム単位についての解説です。複素数や文字に関する機能、副プログラム、モジュール等を理解すると、プログラムの用途がずっと広くなります。７章、８章では入出力、宣言文、手続について説明します。

目次

１　入門
２　簡単な計算
３　繰り返しと判断
４　配列
５　データ型
６　プログラム単位
７　入出力と宣言
８　手続

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のひろ]

構造体やポインタまで一通りの機能について解説されており、演習問題も豊富な点は良い。しかし、固定形式やEXTERNAL文を始めとする廃止事項についてもページ数を割いて説明されているばかりか、何が廃止事項で何がそうでないのか大変分かりにくい(記述がない箇所すらある)。本書が出版された当時はともかく、これからFortranを書く必要がある人が入門書として読むのは絶対に勧めない。別の入門書を読んだ後に通読し、リファレンス代わりにするのがいいと思う。

2019/01/05