内容説明
竜司の元に届けられたDVD。そこには爆弾とともに緊縛された紗由美の姿が映されていた。環境ビジネス「エコウインドウ」とホームレス惨殺事件の関係を追っている矢先だった。恋人の爆死まで七二時間!警視庁“モール”も捜査に乗り出すが、霞ヶ関の本庁舎にロケット弾が打ち込まれる。首都機能は麻痺し、終末へのカウントダウンが始まった。
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。種々の職業に従事する傍ら、一般書を執筆。文芸誌編集を機に、小説へ転向。ハードアクションを中心に、官能、サスペンス等の作品も発表し、劇画原作、ゲームノベライズ、アニメ脚本等、多岐に亘る創作分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
61
もぐらシリーズの6作目です。なんかだんだん事件が大掛かりになってきています。それと主人公が彼女ができてあまり事件に積極的に絡まなくなり、彼女が拉致されたりしてやっと腰を上げるような感じになってきます。徐々に主人公を警視庁内部の組織全体ということにしようとしている感じが見えます。まあ読んでいて面白いのですが。2015/05/17
きさらぎ
46
今回も派手にドンパチやらかしました。”絶入者”続出! 紗由美さんが元気になって新たな道を歩み始めてやれやれ、と思ったら…。もぐらさんもそう簡単に静かな生活をさせてはもらえませんね。 このシリーズ、暴力シーンが多くて初めは抵抗があったけど、回を重ねるうち慣れてきて速く読めるようになってきた(笑) 人民服の正体が気になりつつ、物語はいよいよ佳境へ…2015/04/28
ハゲおやじ
42
病院の待ち時間に読了。(この病院って段取り悪すぎ!って全然関係無いね~)相変わらずの無敵コンビ(竜司と楢山)と人が次々に死んで行く内容。前作までは1作目程の残酷な描写は無かったのに、今回は初めにズドーンとあってクラクラ・・・。中国の次はロシアとは、よくある話だけどね。テツは可哀想だし、お母さんの強さに泣きそうになった。このシリーズはこれで終わりって思う紗由美との決断だったけど、ラストの小山田で「えーっ!どうやって続くの?」って感じに。アクション映画の様で読後に尾を引かないから、このシリーズは好きだな。2017/02/24
Carlos
41
後半の内容がバタバタしてて少し読みづらかったかな。次作の展開は気になる。2024/09/07
らび
31
いや~武器とか無知な私でもさすがにワゴン車からロケット砲発射とか笑ってしまった。テツのことを思えば笑ってられないですけどね。そろそろシリーズ完結に向かってドンドン過激になりどうにでもなれ!ってこっちもヤケクソ。格闘シーンでより血なまぐささを演出してるけど、おもいっきりドッカーンと吹っ飛ばすのが好きなんだろう矢月さん?そして今回もまた紗由美さんが気の毒でならない。2018/09/03