出版社内容情報
この世界は誰が動かしているのか?
主権国家を至上主体とするウェストファリア体制の揺らぎが指摘されて久しい。関与主体の多様化はもちろん、争点領域の多様化・複合化とガバナンスの多層化が進展し、今日では開発、人権、保健、環境、資源などの分野で権威所在が多元化した多中心的なグローバル・ガバナンス・システムが出現している。本書は、多主体性、多争点性、多層性、多中心性を特徴とする現代グローバル・ガバナンスを、国際関係論の理論と実例から概説する。
内容説明
この世界は誰が動かしているのか。主権国家を至上主体とするウェストファリア体制の揺らぎが指摘されて久しい。関与主体の多様化はもちろん、争点領域の多様化・複合化とガバナンスの多層化が進展し、今日では開発、人権、保健、環境、資源などの分野で権威所在が多元化した多中心的なグローバル・ガバナンス・システムが出現している。本書は、多主体性、多争点性、多層性、多中心性を特徴とする現代グローバル・ガバナンスを、国際関係論の理論と実例から概説する。
目次
現代グローバル・ガバナンスの特徴―多主体性、多争点性、多層性、多中心性
第1部 行為主体(国際機構―グローバル・ガバナンスの担い手?;地域機構―グローバル・ガバナンスとの関係性をめぐる3つのイメージ;専門家―知識と政治の相克 ほか)
第2部 制度と過程(国際レジーム論の系譜―統合から分散へ;国際関係の法化、ソフト・ロー、プライベート・スタンダード―ガバナンス手段の多様化;ガバナンス・モード―グローバル・ガバナンスの変容 ほか)
第3部 グローバル・ガバナンスの現状(国際開発―新興国の台頭とガバナンス構造の変動;人権(労働者、女性、子ども)―人権規範の浸透と多中心化・多争点化するガバナンス
移民・難民―複雑化する移動とガバナンスの変化 ほか)
著者等紹介
西谷真規子[ニシタニマキコ]
1973年東京都生まれ。1998年東京大学大学院法学政治学研究科博士前期課程修了。東京大学助手。現在、神戸大学大学院国際協力研究科准教授
山田高敬[ヤマダタカヒロ]
1959年愛知県生まれ。1992年カリフォルニア大学バークレー校大学院政治学研究科博士後期課程修了。現在、名古屋大学大学院環境学研究科教授。Ph.D(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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