光文社文庫<br> 後宮に紅花の咲く―涛国死籤事変伝

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光文社文庫
後宮に紅花の咲く―涛国死籤事変伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334104160
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

入宮した高明珠は、困窮する実家への仕送りのため、他の妃たちに「男児が産まれない」護符や怪しげな品々を密かに売っていた。濤国には、帝の男児を産んだ母は殺される貴母投法という習わしがあり、妃たちは男児を生みたくなかったのだ。
十分に気をつけていた明珠だが、突然帝に呼び出され、商売の交換条件として、ある探索を命じられる。帝は貴母投法を廃そうと、密かに動いていたのだった。
明珠に課された探索とは――!

内容説明

入宮した高明珠は、困窮する実家への仕送りのため、他の妃たちに「男児が生まれない」護符や怪しげな品々を密かに売っている。涛国には、帝の男児を産んだ母は殺されるという法があり、妃たちは男児を産まずにすませようと、こぞって彼女から様々な品を買い求めていたのだ。この悪法を廃そうとしていた帝は、商売を許す代わりに、明珠に探索を命じるのだが―!

著者等紹介

氏家仮名子[ウジイエカナコ]
『双蛇に嫁す 濫国後宮華燭抄』でそのスケール感溢れる世界を確かな筆致で描き出し、2022年ノベル大賞(集英社)で“カズレーザー賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
入宮して困窮する実家への仕送りのため、他の妃たちに護符や怪しい品々を密かに売っていた高明珠。若き帝・鳳天秀から商売を許す代わりに探索を命じられる中華風ファンタジー。濤国の帝の男児を産んだ母は殺される「貴母投法」。権力を掌握している皇太后と傀儡と言われる若き帝という構図。男児を生まずにすませようと、こぞって明珠から様々な品を買い求める妃たち。歪な構造に繋がる悪習を廃そうとする天秀と明珠による地道な調査を積み重ねた末の激動の展開でしたが、何とも皮肉な決着からの混乱を乗り越えた2人の結末がなかなか印象的でした。2024/09/12

ぐっち

14
帝の男児を生んだ妃が殺される系…ヒロイン・明珠はそんな状況を逆手にとって、男児を生まないおまじないの品を売りさばいていたが…妃が殺される設定嫌いなんだが、と思い読み始めたが、逆手に取っていてなかなか良かった。2025/02/16

よっしー

4
明珠の「運の良さ」頼みっぽかったのがちょっと引っかかった(色々後付け感が強いので、明珠の背景をもう少し掘り下げといて欲しかったかも)ものの、結構面白かった。サブキャラもなかなか良かったしね。件の悪法が実在していたというのにはぞっとしたな…。そして作者さんは姉さん女房萌えなのか?今回だけ?2025/02/07

きなこチロル

3
濤国には、帝の男児を産んだ妃は殺される『貴母投法』という悪習があった。後宮に入った高明珠は、没落した実家への仕送りのために他の妃たちにその死を避ける怪しげな護符などを密かに商売していた。ある日、皇帝に見咎められて、悪しき風習を廃止するために捜査を命じられる。実権を握っている皇太后や病弱のため公の場になかなか現れない皇太后の娘やちょっとしたミステリーもあり、快活な明珠が気持ちいい。『子貴母死』という制度あったのね…理屈は分かるが、恐ろしい。2024/10/09

kokekko

2
いろいろなことを考えた……。この作者のデビュー作を読んだ時自分は「一冊で完結していない」とやや不満だった覚えがあるのだが、今回はものすごくきれいに決着しているのに「きれいに終わりすぎて食べ足りない」という感慨を抱いている。何なんだこれは。恐らく「物語としてのおさまりのよさ」と「わくわくするような物語/キャラクターの躍動感」は、両立が難しい要素なのだろう。この作品も悪くはないが、どちらかといえば前作の方が好きだった。サッと読めるが、サッと読めすぎる本だった。2024/09/26

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