出版社内容情報
明治から現代までの色鮮やかな絵本を楽しむ。
内容説明
珠玉の絵本コレクション。日本の明治から現代までのレトロでモダンな絵本からポップなものまで世代を超えて楽しめる、宝石箱のような1冊。
目次
1 絵入本から画帖・絵ばなしまで(黎明期の絵本;近代日本最初の翻訳絵本;日本の近代化と絵本 ほか)
2 一五年戦争下の絵本(意欲的な絵本への試み;「子供が良くなる」講談社の絵本;言論統制下の絵本 ほか)
3 戦後絵本の歩みと展望(第二次世界大戦後の絵本;過渡期の絵本;絵本の黄金時代 ほか)
著者等紹介
鳥越信[トリゴエシン]
1929年兵庫県生まれ。児童文学研究者。早稲田大学卒業。岩波書店勤務、早稲田大学教授、大阪国際児童文学館総括専門員、聖和大学大学院教授を歴任
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
参政党に入れたヤツはアホです・寺
20
絵本の写真ばかりだが、明治からの絵本の近代史になっている。縮緬本というのは日本の民話を扱った在日外国人向けの絵本なのだが、縮緬紙みたいな特殊な紙を使った理由は、吉原の遊女が性行為の後始末に使った紙であるから東洋のエキゾチズムそのものという指摘は面白い。明治のグリム童話絵本はリアルな山羊や狼が和服を着ていて面食らう。少し時代が下った初のアンデルセン童話は和服&洋服である。昔の絵本は幼年向けであっても日本史を扱っているものが多く、歴史や豪傑が国民的共有財産だった事がわかる。戦時中の絵本は洗脳丸出し。2014/06/12
あじさい
1
素晴らしい1冊!戦争下の絵本事情から戦後の絵本の歩みまでよく分かる!2006/06/27
-
- 和書
- 絵手紙で描くヒトひと人