出版社内容情報
【内容】
さまざまな文化や歴史に翻弄されてきたロシア人の文学はどのように発展してきたのか。本書は、中世から現代までのロシア文学史の流れを時代概説で解説しながら、代表的作家と作品をロシア語原文と和訳も添えて紹介。ロシア文学史初学者に最適の書。
【目次】
I 中世ロシア文学
1 キエフ・ロシア時代の文学
2 分裂時代の文学
3 第二の南スラヴの影響期――14~15世紀
4 16世紀の文学
5 17世紀の文学
II 18世紀ロシア文学
6 新しい文学の胎動――1701~1730年
7 全体と個人の融合の文学――1731~1760年
8 個人の自覚の文学――1761~1785年
9 個人の確立の文学――1786~1800年
III 19世紀ロシア文学
10 ロシア近代文化の枠組み――1801~1830年
11 資本主義の都市文化へ――1830~1855年
12 大事業の四半世紀――1855~1880年
13 ロシア国民文学の意識の成立――1881~1905年
IV 世紀末から20世紀へ
14 銀の時代――1905~1910年
15 革命と芸術――1910~1945年
V 20世紀後半から現代まで
16 新たな締めつけと「雪どけ」――1946~1964年
17 安定から停滞の時代――1965~1984年
18 ペレストロイカ以後――1985~1991年
19 ロシア連邦時代――1991年~現代
コラム/文献リスト/略年表/索引
内容説明
芸術大国ロシアの文学・文化の歴史を、それぞれの時代を専門とする研究者たちが様々な視点から鮮やかに描き出す。時代概説で流れをつかみ、随所に配されたコラムで多彩な知識を得る。代表的作家に関する本格的な文学論、さらには原文と対訳を添えたアンソロジーでもある本書は、初学者をはじめ研究を志す人々、一般読書人まで誰にでも興味深く読める1冊です。大学での講義にも最適。
目次
第1部 中世ロシア文学(キエフ・ロシア時代の文学;分裂時代の文学 ほか)
第2部 18世紀ロシア文学(新しい文学の胎動―1701~1730年;全体と個人の融合の文学―1731~1760年 ほか)
第3部 19世紀ロシア文学(ロシア近代文化の枠組み―1801~1830年;資本主義の都市文化へ―1830~1855年 ほか)
第4部 世紀末から20世紀へ(銀の時代―1905~1910年;革命と芸術―1910~1945年)
第5部 20世紀後半から現代まで(新たな締めつけと「雪どけ」―1946~1964年;安定から停滞の時代―1965~1984年 ほか)
著者等紹介
藤沼貴[フジヌマタカシ]
1931年生まれ。創価大学特任教授、早稲田大学名誉教授
水野忠夫[ミズノタダオ]
1937年生まれ。早稲田大学文学部教授
井桁貞義[イゲタサダヨシ]
1948年生まれ。早稲田大学文学部教授
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感想・レビュー
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