出版社内容情報
ラスキン、モリス、ワイルド、フォースター、オーウェルほか作家と民衆文化の埋もれたつながりをあざやかに読み解くイギリス百年史。
オーウェルが題名に掲げた「葉蘭」とはいったいどのような植物だったのか?『眺めのいい部屋』で主人公ルーシーが携えていた旅行案内書とは? ときに作中に暗示された流行歌を追い、ときに翻訳で消えた固有名をたどる。ヴィクトリア朝から20世紀半ばまで――ラスキン、モリス、ワイルド、フォースターほか詩人・作家と民衆文化との埋もれたつながりをあざやかに読み解くイギリス100年史。図版多数収録。
内容説明
ヴィクトリア朝中期から20世紀半ばまでラスキン、モリス、ワイルドほか作家・詩人と民衆文化との埋もれたつながりをあざやかに読み解くイギリス100年史。
目次
1(ベデカーなしでサンタ・クローチェへ―ラスキン、フォースター、フィレンツェ;葉蘭をめぐる冒険―オーウェル『葉蘭をそよがせよ』についての一考察)
2(バーン=ジョーンズ、ラスキンとイタリアへ;ラスキンとセント・ジョージのギルド ほか)
3(ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ運動;ケルムスコット・ハウスのオスカー・ワイルド ほか)
4(ブリンプ大佐の頭の固さ―オーウェルの著作にみられる“Blimp”の使用例について;冷戦下の『動物農場』―ハラス&バチュラーのアニメ映画化をめぐって ほか)
5(博言学者シュピッツァーの英米文学論集;イギリス民衆文化研究の端緒を開いて―英文学者小野二郎の仕事 ほか)
著者等紹介
川端康雄[カワバタヤスオ]
1955年、横浜に生まれる。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。日本女子大学文学部教授。イギリス文学、イギリス文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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