内容説明
今、危機に瀕しているキリスト教の日本伝道。その立ち返るべき原点とは?キリスト教主義大学の宗教主任として教育的伝道の第一線に身を置き、現場の苦悩をつぶさに体験してきた著者が、教会と学校の分離・棲み分けではなく、むしろその連携である「学校教会再興論」を大胆かつ詳細に論じた待望の論考集成。
目次
第1部 宗教の文化的言語的理解とキリスト教学校(日本の神学における「教育」の論議;人は何によって人となるか―「人格教育」へのキリスト教神学からの提言;宗教の文化的言語的理解とキリスト教学校教育;文脈編入 Incontextualizationとしての伝道)
第2部 政教分離原則とキリスト教学校(トレルチ=ホル論争再訪―宗教改革と近代世界の関係について;パネンベルク政治神学の検討―公共宗教論か政教分離論か?;ロジャー・ウィリアムズとアメリカ合衆国憲法修正第1条;ヴォランタリー・アソシエーションとしてのキリスト教学校―その宗教的社会的意義)
第3部 学問論とキリスト教学校(学問論の復権をめざして―「日本の大学の神学」の一課題として;ティリッヒの学問体系論の意義について;日本のキリスト教大学における神学と制度―青山学院大学の場合;近藤神学の根本主張―三位一体論的救済史と人間の経験的現実;キリスト教学校における倫理道徳教育)
第4部 教育的伝道とキリスト教学校(教育的伝道―日本プロテスタント教会のDNA)
著者等紹介
西谷幸介[ニシタニコウスケ]
1950年、佐賀県生。1980年、東京神学大学大学院博士課程修了。1986~88年、スイス・バーゼル大学神学部留学(97年、Dr.theol.取得)。東北学院大学文学部教授を経て、青山学院大学専門職大学院国際マネジメント研究科教授、同大学院宗教主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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