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出版社内容情報
エドワード・W・サイードは1935年11月1日、パレスチナのエルサレムに生まれた。そして少年時代を過ごしたカイロは、いろんなかたちで西欧文化が入ってきていた。たとえば、音楽…。『オリエンタリズム』『文化と帝国主義』『音楽のエラボレーション』などでもっとも刺激的な思想家サイードが、1991年白血病の診断を受け、病いとたたかいながら執筆したのが本書。現在、エルサレムはイスラエルとされ、パレスチナの土地は奪われたままだ。「失われた、ないしは忘れ去られた世界の記録」を書き綴った、現在と過去、未来を往還する美しいメモワール。数葉の写真、関連年譜を付しておくる。
書評情報:
清水克雄さん/2001年の3冊・朝日新聞2001.12.30
外岡秀俊さん/朝日新聞 2001.4.8
沼野充義さん/日本経済新聞 2001.4.8
池澤夏樹さん/毎日新聞 2001.3.18
中村輝子さん/静岡新聞 2001.3.18
news! サイードの『文化と帝国主義』第2巻がいよいよ刊行となります。7月下旬には完結です。いましばらくお待ちください。
内容説明
「あるべきところから外れ、さ迷いつづけるのがよい」エルサレム、カイロ、レバノン、そして合衆国。遠い記憶に呼びかけながら20世紀の一つの家族と時代をみごとに描く、感動のメモワール。
著者等紹介
サイード,エドワード・W.[Said,Edward W.]
1935年11月1日、イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジ等で教育をうけたあと合衆国に渡り、プリンストン大学、ハーヴァード大学で学位を取得。現在コロンビア大学英文学・比較文化教授。邦訳されている著書に『オリエンタリズム』(平凡社、1986年)、『イスラム報道』(みすず書房、1986年)、『始まりの現象』(法政大学出版局、1992年)、『知識人とは何か』(平凡社、1995年)、『世界・テキスト・批評家』(法政大学出版局、1995年)、『パレスチナとは何か』(岩波書店、1995年)、『音楽のエラボレーション』(みすず書房、1995年)、『文化と帝国主義』(全2巻、みすず書房、1998年、2001年)などがある
中野真紀子[ナカノマキコ]
翻訳家。訳書にサイード『ペンと剣』(クレイン、1998年)、エリオット・レイトン『大量殺人者の誕生』(人文書院、1995年)など
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感想・レビュー
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