感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
K
12
先輩が読んでいたので、つられて。これは、ゆっくりと噛みしめて読む類の本であったが、私は流して読んでしまった。題は、孤独の哲学だが、彼の掲げる思想を換言すればエレメンタリズム(四大主義)である。群衆や他者への嫌悪感、悲観主義的な感じが強い。これは現代日本でも「効く」一冊であるように思う。平たく言えば、群れるな、自然と調和せよ、ということか。重厚な理論は結局、我々の現実的な助けにならない!という主張が少し心に残っている。いや、そんなことない。思う一方、確かに学問して理論を学ぶっていい身分なのかもしれぬ。2022/10/13




