内容説明
家柄がよくて利口すぎず、従順でつつましやかで、口答えもせず、見目うるわしい娘。そんな娘がもしもいるなら、結婚を考えてもいい。男爵家の当主チャールズ・デイカーは、故意に、かないそうもない結婚の条件を出していた。ところが驚いたことに、そんな娘がいたのだ。ミス・セラフィーナ・フェヴラルなら、結婚しても自由にやれそうだという気がした。自分の目に映っているのが、偽りのセラフィーナだとも知らずに。
著者等紹介
アンドルー,シルヴィア[アンドルー,シルヴィア][Andrew,Sylvia]
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは1991年。以来、主にヒストリカルを手がけている。夫と、愛犬と共にイングランド南西部に暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばん
6
ヒロインの一人二役もの。ヒロインの偽りの姿の「セラフィーナ」と婚約するも、本当の姿「サリー」に惹かれていくヒーロー。読んでるこっちとしては早く真実を言わないと!とハラハラしっぱなし。それに同一人物とは言えヒーローの精神的浮気みたいで一人二役ものは自分には向いてないなと思った。ヒロインは頭が良くて見ていて気持ちのいいキャラクターだったので普通のストーリーで読みたかった。2016/12/10
ぽこ
5
家族の借金を返すために金持ちヒーローとの結婚を決意して、本当の自分を隠し淑女を演じるヒロインが、うっかり素の自分をヒーローに見られてしまい妹だと嘘をつく話。架空の妹の方に惹かれていくヒーローと、真実を話せなくて悶々とするヒロインが面白かった。またいつか読みたい。2015/12/30
マル
1
ヒーローの身勝手さに腹立つ!
そら
1
わんぱくなサラと、お嬢様なセラフィーナ。セラフィーナの行動力と賢い頭脳、一途な想い。好きな作品です。2013/06/16
ichi
1
母から借りました。セラフィーナの頭の回転の良さと行動力、全部にハラハラしました。また読みたいです。2011/03/01
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