隠れトランプのアメリカ

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隠れトランプのアメリカ

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  • サイズ 46判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594086480
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0031

出版社内容情報

2020年のアメリカ大統領選挙を経てアメリカはどう変わるのか? 前回大統領選挙で「トランプ勝利」の予想を的中させたアメリカ大手保守系シンクタンク・ヘリテージ財団の元上級研究員である著者がトランプ政権1期目の総括とともに、2020年大統領選挙の予想とその後のアメリカについて解説。

民主党・バイデン候補の圧倒的優勢が伝えられるなか、コロナ感染が発覚したトランプ大統領。自身のコロナ対策の失敗を証明したようなものだが、著者は「今回もトランプ勝利」と予想する。その背景にあるのは、前回選挙で浮き彫りになった「隠れトランプ支持者」の存在である。この隠れトランプの実数を解明するため、今年から「隣人はトランプ支持者だと思いますか?」という一風変わった世論調査が実施されるようになったという。

過去最大の1.5兆ドルの減税に、パリ協定からの離脱、NAFTAの見直し、TPP離脱、「加入義務付け」の撤廃によるオバマケアの骨抜き、イスラエルを通じた対イラン包囲網の構築など、数多くの公約を実現してきたトランプ政権1期目には、以前にも増して隠れトランプが増えたと分析する。BLM運動でアメリカ社会が分断されたことも、隠れトランプの増殖に繋がっているという。

一方、バイデン候補はインド系のカマラ・ハリス上院議員を史上初の女性副大統領候補に指名するなどして、多様性を求めるミレニアル世代や非白人系の有権者から多くの支持を獲得してきた。トランプ感染が判明して以降は、コロナの封じ込めを優先する姿勢が評価され、支持率ではさらにトランプとの差を広げている。

本書ではバイデン政権が誕生する可能性も念頭に、来年以降の米中関係や日本への影響などについても分析。トランプ大統領が勝利するならば、米中新冷戦の本格化が濃厚となる一方、バイデン政権ならば対話路線を敷いての米中雪解けは必至だ。オバマ政権下で実現したイラン核合意への回帰を明言していることから、中東情勢も大きく変わることが予想される。

トランプ大統領誕生の背景から、その支持者の実態、1期4年の総括、2期目にトランプが実現を期すもの、そしてバイデン躍進の背景と掲げる政策まで網羅した、今と今後のアメリカを知るための一冊。

内容説明

「圧倒的劣勢でもトランプが勝つ」。’16年大統領選でもトランプ勝利を言い当てた元ヘリテージ財団初のアジア系上級研究員・横江公美が緊急出版。

目次

第1章 トランプの敵はトランプ(どちらの候補者とビールが飲みたいですか?;ヒラリーが負けたのにバイデンが勝てるか ほか)
第2章 隠れトランプを増やした4年間(隠れトランプが隠れるワケ;共和党保守のスーパーヒーロー ほか)
第3章 トランプが仕掛ける米中新冷戦(「中国」を名指しした公約;制裁かけるアメリカとスパイを送る中国 ほか)
第4章 トランプ嫌いのミレニアル世代(ミレニアル世代が主役の大統領選挙;NFL選手の抗議運動を受け継ぐBLM ほか)
第5章 トランプとバイデン2つのアメリカ(2期目のトランプとの付き合い方;日本に雇用増・米軍駐留費負担増・武器調達増圧力 ほか)

著者等紹介

横江公美[ヨコエクミ]
1965年、愛知県名古屋市生まれ。明治大学卒業後に松下政経塾に入塾(15期生)。1995年にプリンストン大学で、1996年にはジョージ・ワシントン大学で客員研究員を務めた後、2004年に太平洋評議会(Pacific21)代表として政策アナリストの活動を開始。2011~2014年まではアメリカの大手保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」でアジア人初の上級研究員として活躍。2016年から東洋大学グローバル・イノベーション学科研究センターで客員研究員を務め、2017年からはグローバル・イノベーション学科教授を務める。アメリカ政治に関する著書多数。現在、民放ワイドショーでもコメンテーターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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