扶桑社ミステリー<br> 脅える暗殺者

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扶桑社ミステリー
脅える暗殺者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 564p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784594022990
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

女性弁護士射殺事件が、すべてのはじまりだった。ひとり、またひとりと、マフィア関係者が無残に殺されていく。連続殺人は、徐々に組織を侵蝕していった。内部抗争か、復讐か。事件の背後には、謎の暗殺者「ラプター」の影があった―『ハメット』を放ったハードボイルドの名手ジョー・ゴアズが、長年の構想をあらためて世に問う、壮大な野心作。欲望にうごめく人間の姿をえぐり出すクライム・ミステリーに、最新科学の成果を盛りこんで、人類の進化史から「殺人」の起源に迫る、知的刺激に満ちたエンターテイメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maja

11
カンブリア紀末期(五億一千万年前)、暗殺者の語りから始まる第一部。地質年代を年代順に分けた八部構成の風変わりで作者の趣旨が縦に横に広がる個性的なミステリだ。人類学者の妻が殺害されたのを発端に次々とマフィアたちが暗殺されていく。誰が誰を狙っているのか疑心暗鬼となり彼らはもがく。人類の持つ暴力性の本質はどこから来たのか。人類学者ウィルの語る「アフリカ創世記」と想像力を刺激する講演に魅入られて聴き入ってしまう警部補ダンテが、はっと我に返るところはこちらも真空状態になるような錯覚を起こすのである。2019/06/24

にき

0
書く前にすごい資料とか集めて準備したんだろうなあ、ということは十二分に伝わるものの面白さにはつながらなかった残念な作品でした。

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