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内容説明
「なぜ勝てない。とにかく、とにかく早く押せ…」『高校生クイズ』2連覇の裏には知られざる苦悩と挫折があった…『東大王』『Qさま!!』などで活躍するクイズ王・伊沢拓司クイズメディア「QuizKnock」CEOによるクイズエッセイ第2弾!秘蔵クイズ問題500問も掲載!
目次
第5章 高校二年生―葛藤(二〇一一年四月~二〇一二年三月)(暗かった春;僕達の甲子園2~鈴木耀介という男;僕達の甲子園2~関東大会;僕達の甲子園2~決戦前夜;僕達の甲子園2~一回戦;僕達の甲子園2~準々決勝;僕達の甲子園2~準決勝;敗北、そして葛藤;僕達の甲子園2~決勝;花の舞台と引退と)
第6章 高校三年生―エピローグ(二〇一二年四月~二〇一三年三月)(引退後;受験生として;三連覇に向けて;ようやく兆しが見える;補論:クイズと学問;本音)
秘蔵クイズ問題500問
著者等紹介
伊沢拓司[イザワタクシ]
開成中学・高校を経て、東京大学経済学部を卒業。東京大学農学部大学院農学生命科学研究科中退。(株)QuizKnock CEO。WEBメディア『QuizKnock』の編集長を務め、登録者100万人を越える同YouTubeチャンネルでも活動する。短文クイズサークルA(あ)、さいたまクイズ愛好会などのクイズサークルに所属。1994年5月16日、埼玉県生まれ。ワタナベエンターテインメント所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
有理数
14
現在活躍中のクイズ王・伊沢拓司の自叙伝第二弾。『高校生クイズ』二連覇を成し遂げるまでを描く。『高校生クイズ二連覇までの青春グラフィティ』なのは確かだが、決して輝きに満ちた歩みばかりではなかった。「自分がこんな順位なはずがない」「なぜ勝てない……」――情熱の裏返しによって生まれる挫折感、敗北、嫉妬といった醜い感情も吐露される。しかし、憧れの人たちに認められ、「お前は強い」と言われたことで救われ、慢心を顧み、一歩ずつゆっくりと成長していく。本編の最後で伊沢が同級生に語った言葉は「クイズ」の真理だろう。2020/05/10
てながあしなが
3
高校生クイズに優勝してからというものの、テレビでは「高校生最強のクイズ王」という肩書を与えられる。その肩書の重さにもがき、悩まされた青春録として面白かった。2020/05/07
モンブラン
2
QuizKnockの動画はよく視聴しています。クイズエッセイというジャンルを初めて読み、その面白さにハマりました。高校生クイズを開成高校チームとして2連覇した経歴を持つ伊沢さん。クイズプレーヤーというコミュニティーがどのように活動し、クイズにどのように打ち込んでいるのか。これまであまり触れることがなかった内容がとても新鮮でした。Ⅱを読んだ後に、Ⅰを読みました。巻末のクイズにもチャレンジできるおまけ付きです。2021/12/04
ドットビア
2
印象的だったのは彼の受験時期の記録。「受験そのものはほとんど使えないという意見をしぶしぶ呑むとして、受験が人生にとって意味あるものだと僕は言いたい。「傾向と対策」を行い、自己分析をし、自分に合った方策を立てる、という今後の人生でずっと使うはずの問題解決プロセスを、かなり長いスパンで、かつ合否という大きな対価をかけて実践できることにあろう。」 学生の時の勉強というのは、たいていは"問題解決を行うための手段"であり"目的"ではない。僕がそれに気づいたのは社会人になってからだった。2020/05/25
睡眠学習
1
第一巻刊行から5年が経ち、永遠に出ないかと思われた伊沢の自伝その2。東大合格で幕を閉じる。彼が東大王に出るまでの三年くらいは彼に取りクイズ白紙期間なわけだが、さらなる続編は出ることを祈る2020/06/02