ふしぎいっぱい写真絵本 イモムシ

新開 孝【写真・文】

ポプラ社（2013/06発売）

• サイズ A4判／ページ数 39p／高さ 21X27cm
• 商品コード 9784591134733
• NDC分類 E
• Cコード C8745

出版社内容情報

とげや長い毛、目玉模様などさまざまな技で身を守るイモムシたちを、ダイナミックで愛情あふれる写真で紹介した写真絵本です。

表紙の写真はまるでUMA(未確認動物）ですが、実はイモムシが目玉模様を強調して敵を嚇かしているところです。
本書は、イモムシたちのさまざまな生活をダイナミックで愛情あふれる写真で紹介した写真絵本です。

イモムシは、チョウやガの幼虫。卵から生まれて脱皮をしながら成長していきますが、その暮らし方はさまざま。
長い毛や毒で敵を嚇かしたり、目玉模様でびっくりさせたり、鳥のフンそっくりに化けてみたり……。
自分のフンをつみあげ、そのさきでじっと枝に化けているかわいいイモムシもいます。
また、脱皮の瞬間の写真は、迫力満点。
小さくてか弱いイモムシたちですが、その命のパワーは感動的です。

本書のさいごのページには、「イモムシ図鑑」があります。色や形のバリエーション、不思議なポーズなどを楽しむことができます。
さて、あなたはどんなイモムシを知っているでしょうか。

内容説明

イムモシをしっているかな？どんなイモムシをみたことがあるかな？ちいさなイモムシのくらしをのぞいてみよう。さあ、イモムシのくにへ！

著者等紹介

新開孝［シンカイタカシ］
１９５８年、愛媛県生まれ。高校生の頃から蝶の生活に魅せられる。愛媛大学農学部で昆虫学を専攻。卒業後上京し、教育映画の助手などの仕事を経て、フリーの昆虫写真家として独立。昆虫の多様で不思議な生態を掘り下げ、独自の視点から撮影し、今日に至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あすなろ]

これも新開さんの写真絵本。イモムシって、蛾でしょう！そんな夢のない、大人にしか分かり切っていないことを言ってはダメ。幼い頃はこれに確かに興味持ち、見てたり捕まえたりしたでしょう？そんなことを思い起こされた一冊。興味しんしんで見て欲しいなぁ。という大人の僕は同じ感想になってしまっているのだが…

2020/03/31

[Kawai Hideki]

色とりどり、模様派手派手、ツノツンツン、トゲチクチクなイモムシが大集合の写真絵本。ネズミのような細長い尻尾を持つオオクワゴモドキや、鳥の糞に化けるスカシカギバ、クロモンカギバの幼虫などは初めて見た。糸を吐きながら歩き、いざとなったら命綱にして敵から逃げるイモムシ、大きな目玉のように見える模様を持つイモムシ、臭い匂いのするツノを立てて敵を威嚇するイモムシ、何かに化けて目立たないようにするイモムシなど、生き残りのための戦略は様々。みんな生きるのに必死なんだなあ。

2016/07/23

[たまきら]

イモムシ毛虫が大集合。見ながらかゆくなっちゃうような子も登場しますが、基本すごくかわいくって、オタマさんが呪文のように名前を唱えていました。がんばってるのに結構食べられちゃう。けど、毎年発生する。がんばれ！と言いたくなる魅力的な生きものの魅力的な写真絵本です。

2019/02/01

[やまほん]

カラフルなヤツらがたくさん登場します。わかり易いコメントと写真で生態を紹介しており、子供は釘付けになること請け合いです。 蝶（蛾）の画像は無くイモムシのみ。ある意味潔いです。

2015/10/04

[雨巫女。@新潮部]

《書店》イモムシのドアップはキモい。離れてみる分は、ちょっと可愛いかな。

2013/06/20