内容説明
ナリスの死という衝撃に、悲しみに暮れるリンダは、神聖パロの解散を決断する。そこへ訪ねてきたマリウスは、ナリスの後を継ぐことをほのめかすが、その身勝手な態度をヴァレリウスに強く叱責される。ナリスの葬儀がしめやかに行なわれ、多くの弔問客がつめかけているころ、グインは兵を率いてクリスタル奪還の戦いに出発した。そしてイシュトヴァーンも、リンダに別れを告げ、クリスタルを目差す戦いに加わるのだった。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる
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感想・レビュー
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starbro
163
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝89巻(111/180)、通算で1揃いの111冊目です。今巻は、グイン&イシュトヴァーン共闘の巻でした🐆 続いて、正伝90巻へ。2022/08/25
nonたん
26
アドロン~。面白すぎる~。こんなキャラが隠されていたとは…。序盤のリンダ&マリウスは長々語った割にそこに落ち着くのかょ。まぁいいけどさ。さて、グイン様の闘いは…いまいち切れ味悪し。強いけど、スッキリしない。バカチン隊が追いついて何やら悪巧み。さてどうなるかな。んで、アモ~~ンだね。1才にもならん14~5才?憎たらしいキャラ全開になっていくのかな…。2012/11/01
瀧ながれ
24
リンダとマリウス=アル・ディーンの会話、戦闘のなかでグインが決行したベック公の確保、グインを訪ねてきたアモン王子、廃墟となった街でグイン軍に襲いかかる竜頭兵、といろいろあって展開が早い巻。ここしばらくナリス関係でゆっくりめだったので、緩急がまた感慨深いです。クリスタルに残してきたアドリアンの父親がグインと面会したのも印象に残りました。そうね、セムのサル(スニ)を救ってかわりにアドリアン子爵を敵地に残してくるって、外からみたら変な判断ですな。グインまわりのケイロニア兵が、現実的で機能性高くて頼もしいです。2016/03/31
コロチャイ
21
グイン、イシュト、アドロンの三者がクリスタルに進軍した。そしてグインはアモン遭遇する。グインの秘密おも知っているアモン。未だ成人ではないが恐るべき敵であった。2024/10/11
Toshy
19
やっと行軍開始。圧倒的な強さで進んで行きます。2014/02/10