内容説明
五ひきのこぶたたちが、おてつだいをしようと、森へまきをひろいにでかけました。ところが、ぶじについたと思ったら、どうやら一ぴきたりません。「おおかみがさらってしまったにちがいない!」こぶたたちはみんなでおおかみをせめたてますが…。小学校初・中級~。
著者等紹介
小沢正[オザワタダシ]
1937年、東京に生まれる。早稲田大学卒業。宮沢賢治に憧れ、早大童話会に所属する一方、幼年童話研究同人誌「ぷう」を創刊する。出版社勤務を経てテレビの幼年向け番組にも関わる
上條滝子[カミジョウタキコ]
東京に生まれる。作品に、絵本『森のうんどうかい』『けんちゃんのみどりのぼうけん』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
野原にポツンと建っている家にぶたの家族がいます。お父さんぶた、お母さんぶた、そして顔から姿から鳴き声の調子までまるでそっくりの5ひきのこぶたちゃん。あまりにもそっくりでお母さんが「別々に名前をつけるだけ無駄なんじゃないかしら?名前を呼ぶ時間違ってばかりいるにきまってますもの。」と間違えないようにみんな「こぶたちゃん」と読んでます(笑)友達になりたいうさぎちゃん、お喋りなからすのおばさん、困ったくせのあるとらのおじいさんとおおかみ、研究好きのきつねのおじさん、個性的な動物たちで賑やかです。2019/10/17
ピコ
3
何冊か小沢作品を読んで、「存在というものの不確かさ・いいかげんさ」のようなものにこだわりがあるのかな、だから『フェイク』のような作品が生まれるのかな、などとぼやっと思ったけど、別にそんな事を考えなくても面白いからいいや。2015/01/20