内容説明
あなたの集合住宅、ほんとに棲めますか?「すまい」は人間にとって最も基本的な要件です。特に集合住宅は際だって社会的な存在です。21世紀をむかえようとする今、集合住宅を考えることが即「すまい」を考えることにほかなりません。気鋭の建築家・黒沢隆が、この問題にグローヴァルな視座から提案します。
目次
都市を生きる―集まって棲まうということ
郊外を生きる―人権の容器としての住まい
集合住宅を分類する―集合住宅の形式と立地
ファミリー住戸―80m2台3LDKは実現しうるか
ワンルーム住戸―単身者の住まいと生活
住戸から住棟へ―セミパブリックな領域
集合の契機―コミュニティあるいは共に住まうことのメリット
棟配置の課題―郊外立地ということ
都市の中の集合住宅―市街地立地ということ
大きすぎるソフトの課題―「所有」は集合住宅になじまない〔ほか〕