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出版社内容情報
17?18世紀において「仮面を被った行為」や「社会の因習」を批判するためにどのような言語が使われ議論がなされたのか。ルソーをはじめ数々の実例から解き明かす。
内容説明
17‐18世紀の啓蒙の時代において、仮面を被った行為、社会の因習などを批判するためにどのような言語が使われまたいかなる議論がなされたか。モンテスキュー、ヴォルテール、ルソーの思想と文体、あるいは礼節の教義、神話と神話学を分析・検証して解き明かす。
目次
第1章 civilisationという語
第2章 お世辞について
第3章 追放・風刺・専制―『ペルシャ人の手紙』
第4章 ヴォルテールの二連発銃
第5章 病のうちなる治療薬―ルソーの思想
第6章 十七・十八世紀における神話と神話学
結びにかえて―「私はハーデスの門のように憎む」…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seu
1
〈私はこの書物で、十七・十八世紀に仮面の下の行動や「社会のしきたり」に対する批判に使われた言語と議論を、一連の用法に基づいて(…)検討するつもりである〉という序が全てを表している。もっと早く読むべきだった! 古典主義時代の神話と神話学の論考が特に面白い。2024/09/23
kei tomita
1
作品内/外に作動する関係の類似性を見出す詩人=批評家(或いは「英雄」?)スタロバンスキーのしなやかな読解の美技。しかしそのあまりに美しい読解が、我々を試す「英雄の嘘」(まさにルソー『告白』冒頭のムキウス・スカエウォラを彷彿とさせるような)なのではないかと疑ぐりぶかくさせるのだ。2018/03/17
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