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出版社内容情報
日本の中世社会において、茶はさまざまな場面で利用されてきた。
特に鎌倉の武家文化・宗教文化は、飲用のみならず、儀礼や贈答などさまざまな場において、茶との密接な関係を有してきたが、従来の研究では、禅宗とのかかわりが強調されることが多く、充分に考察がなされているとはいいがたい。
これら中世東国の茶の歴史をいまに伝える史料が『金沢文庫古文書』のなかに多数存在する。
同史料群より貴重史料三〇八通の翻刻と解説を行い、編年で配列、これまで見落とされてきた中世日本の茶をめぐる文化的広がりを明らかにする。
目次
弘安三年(一二八〇)
弘安八年(一二八五)
正応三年(一二九〇)
正応四年(一二九一)
正応五年(一二九二)
嘉元二年(一三〇四)
嘉元三年(一三〇五)
徳治二年(一三〇七)
延慶元年(一三〇八)
延慶二年(一三〇九)〔ほか〕
著者等紹介
永井晋[ナガイススム]
1959年群馬県に生まれる。1986年國學院大學大学院博士課程後期中退。2008年國學院大學博士(歴史学)。神奈川県立金沢文庫主任学芸員、神奈川県立歴史博物館企画普及課長を経て、関東学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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