出版社内容情報
住む人の暮らしにしっくりとなじむ、居心地のよい住宅とは? ジーンズのような住宅つくりで定評のある著者の住宅読本。大幅加筆の文庫で登場。
内容説明
目いっぱいおしゃれをして目立つ住宅ではなく、住む人の生活を穏やかに受け入れる家、一つ屋根の下に生活のすべてがすっぽりとバランスよく収まっている家―そんな家で暮らしたい。居心地のよい住宅づくりで定評のある建築家が、みずからの体験を踏まえた住宅論から、家具や愛読書に至るまでを語る。想像の中で自身が住み手となることで生まれてくる間取りや設計上の工夫とは、どんなものなのだろう。暮らす豊かさの滋味を味わう建築書の名著。文庫化に際し、「建築家の本棚から」など大幅に加筆。
目次
「小屋」から「家」へ
MITANI HUT 1994
三谷さんの家1985
生活の機微に対する観察力と想像力をもって
コルビュジエの「UNE PETITE MAISON」母のための家の仕掛け
NISHIHARA HAUS 1995
製図道具の老兵たち
箱型の建築をめぐって
抽斗壁 指物から建築へ
一緒に暮らす家具たち
PIZE HOUSE 1992
旅の愉しみ
私家版 住宅用語辞典
新井薬師の住宅 1999
上総の家1992
風土、風景、生活に寄り添うかたち
手ざわりの想像力
建築家の本棚から
著者等紹介
中村好文[ナカムラヨシフミ]
1948年、千葉県生まれ。建築家。72年、武蔵野美術大学建築学科卒業。宍道建築設計事務所勤務後、都立品川職業訓練校木工科で学ぶ。吉村順三設計事務所を経て、81年、設計事務所レミングハウスを設立。87年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。93年「一連の住宅作品」で第18回吉田五十八賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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