内容説明
南町奉行所で一番の堅物同心・安藤鷹之進と、正体不明の細工師・竜次。“正反対の二人”が、江戸八百八町の難事件を鮮やかに解決する。深川界隈ではびこる「かどわかし」。攫われた人間は、翌朝、切り刻まれた姿で、掘割に浮くという。連続する猟奇事件は、ある外様藩を巻き込むスキャンダルへとつながっていく。『二人で一人前!』と揶揄されるはみだしコンビの活躍をいきいきと描く、痛快無比の時代小説。
著者等紹介
伊吹隆志[イブキタカシ]
1973年、千葉県生まれ。東邦大学理学部生物分子科学科卒。専攻は物理化学、計算化学。ネットワークエンジニアを経て、『鳳凰の珠/満願丹』(共著)で、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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