平凡社新書<br> 紫式部女房たちの宮廷生活

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平凡社新書
紫式部女房たちの宮廷生活

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582860429
  • NDC分類 910.23
  • Cコード C0221

出版社内容情報

《目次》
はじめに
第一章 紫式部を知る――生涯と人間関係
第二章 女房とは何か――平安時代貴族女性の社会進出
第三章 『紫式部日記』の世界
第四章 宮中で広まる『源氏物語』
あとがき

《概要》
2024年NHK大河ドラマの主役として、いま最も注目される女性・紫式部に迫る!!
宮廷サロン文学が花開いた平安時代において、清少納言とともに時代を代表する女性とされ、現代でも高い人気を維持する「物語作者」紫式部。その生涯を明らかにしていきながら、さらに『紫式部日記』や『紫式部集』の記録から、中宮彰子の出産風景や藤原道長との関係のほか、宮仕えの女房たちの実像を描き出す。

《著者》
福家俊幸(ふくや としゆき)
1962年香川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は平安時代の文学・日記文学。早稲田大学高等学院教諭、国士舘大学助教授、早稲田大学教育学部助教授を経て現職。著書に『紫式部日記の表現世界と方法』(武蔵野書院)、『更級日記全注釈』(KADOKAWA)、共編著に『紫式部日記・集の新世界』『藤原彰子の文化圏と文学世界』『更級日記 上洛の記千年』(以上、武蔵野書院)、『紫式部日記の新研究』(新典社)、監修に『清少納言と紫式部』(小学館版・学習まんが人物館)など。

内容説明

宮廷サロン文学が花開いた平安時代。清少納言とともに、時代を代表する女性とされる、「物語作者」紫式部の生涯を明らかにしていく。さらに、日記や家集の記録から、中宮彰子の出産風景や藤原道長との関係のほか、宮仕えの女房たちの実像を描き出す。二〇二四年NHK大河ドラマの主役としていま最も注目される女性・紫式部に迫る!

目次

第1部 紫式部を知る―生涯と人間関係(紫式部の謎;『紫式部集』について;娘時代の紫式部;越前へ、そして結婚;宣孝という人;宣孝の死;『源氏物語』執筆から宮仕えへ;宮仕え;紫式部の晩年)
第2章 女房とは何か―平安時代貴族女性の社会進出(女房と文学;女房達の現実;女房の光と影;愛を受け入れる女房;『和泉式部日記』の世界;記録する女房)
第3部 『紫式部日記』の世界(秋の土御門殿;道長の訪れ;頼通との語らい;お産までの日々;倫子―菊の綿;中宮彰子、出産へ;皇子誕生;産養;道長からの相談;行幸五十日の祝宴;乗車をめぐるトラブル;三才女批評)
第4部 宮中で広まる『源氏物語』(『紫式部日記』中の『源氏物語』;道長との関係;女性達の物語;受け継がれる謎)

著者等紹介

福家俊幸[フクヤトシユキ]
1962年香川県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は平安時代の文学・日記文学。早稲田大学高等学院教諭、国士舘大学助教授、早稲田大学教育学部助教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

128
大河ドラマ『光る君へ』では冒頭から、入内した女御が足を引っ張りあう光景を描いていた。平安貴族にとって娘が宮廷で営むサロンは重要な政治基盤であり、帝の寵愛を受けて男御子を生み、その子が皇位につくことが自らと家の繁栄に直結する狭い世界の争いは凄まじい。サロンの価値を高めるために優秀な女房は不可欠であり、宮中の女が争って読む『源氏物語』を書いていた紫式部は絶好の人材だった。式部を得た道長は宮中での政治闘争に勝利した一方、式部が道長の後援で自作を広めたしたたかな側面を見る。誰もが成功のため懸命な姿が浮かび上がる。2024/01/13

宇宙猫

15
★★★★ 「紫式部日記」「紫式部集」「源氏物語」を中心に、他の日記や記録なども用いて紫式部や女房がどういう存在だったかを分かりやすく解説している。文章の端々に込められた思いは、解説してもらわないとなかなか分からないので面白かった。押しつけがましくない文章にも好感が持てる。2024/10/26

chietaro

8
やっかみを受けないように紫式部なりに一歩引いている姿は、現代社会と変わらない生き方かもしれません。男性貴族が源氏物語を用いた和歌を作ることに、宮中での流行を感じました。菅原孝標女が聖地巡礼で平等院に行ったことを読んで、私も過去に石山寺に行ったことを思い出しました。宮中に入って女房として働くことの意味について、初めて知ることも多く考えさせられました。2024/01/10

kikori_14

6
大河ドラマ『光る君へ』の理解を深めるために読了。①紫式部の生涯、②宮仕え女房の生活、③『紫式部日記』から藤原道長と中宮彰子について、④『源氏物語』について、当時の宮中の雰囲気と紫式部個人について知ることができました。でも紫式部は勿論のこと、宮中の運営に欠かせなかった女房達の記録は残っているようで限定的であることがわかりました。例えば紫式部の本名とかわからないことも多くて、それ故に興味や解釈が膨らんでいくのだと思いました。2024/05/05

みかん

6
藤原公任の若紫への言及から始まる匿名性の高かった物語と源氏物語との比較と、彰子サロンの宣伝役としての式部の役割など、興味深く読んだ。そして物語が紡がれる原動力の支えになったであろう女性読者の心に触れるのは心地よい。2024/01/03

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