内容説明
宋代中期から近代へ。江戸時代から明治・大正期に愛読された詩や詩人との、新たな出会い―日本人の心の糧を再発見。“詩を通して歴史を見つめる”対話、完結。
目次
1 北宋後期~王朝南遷
2 はるかな道を
3 民族鼎立
4 元から明へ
5 明代前期
6 明代後期
7 集大成のとき―清代
8 近代への路程
著者等紹介
宇野直人[ウノナオト]
昭和29年、東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。現在、共立女子大学国際学部教授
江原正士[エバラマサシ]
俳優・声優。5月4日生まれ。新劇を経て商業演劇の舞台や、トム・ハンクス、ウィル・スミス、エディ・マーフィ等の洋画吹替え、アニメの声優をはじめ各種のナレーションなどで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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崩紫サロメ
17
陸游のような有名な詩人から、朱熹、王陽明、李卓吾のように学者としてして知られている人の詩人としての面など。改めて、中国における詩の位置づけを考えさせられる。前巻で著者が専門とする柳永のことを熱く扱っていたのが印象的だが、本巻でも柳永が作り上げた慢詞の系譜を辿る形になっている。南宋の呉文英(p.143)、元末の楊維楨(p.203),、更にそれにストーリー性を加えて発展させた明代の湯顕祖(p.313)など。面白い着眼点からこの時代の漢詩の系譜を辿ることができた。2021/02/07
isao_key
9
4巻では北宋後期から中華民国の時代、魯迅の詩までが扱われている。このシリーズ全巻を通して漢詩から中国史を見ることができた。漢詩は紛れもなく中国人の生活やその時代を映し出していることが分かった。何百年、何千年という歳月を超えてわれわれに迫り、往時に思いを馳せることができる極めて重要で偉大な文化遺産である。本巻では朱子も取り上げられてている。「少年老い易く 学成り難し」で有名な「偶成」は、実は別人の作であるという。明の儒学者朱舜水は長崎に渡ってきた後、水戸光圀に招かれ、水戸家の庭園を「後楽園」と名付けた。2015/05/18
roxy001960
3
漢詩が読めるようになった訳ではないけれと、中国の文化や歴史に対する理解が深まってよかったです。2018/06/05
かーんたや
2
このシリーズ10代のときから愛読しておけば達観してこれたのかな2019/09/18
きさらぎ
2
北宋後期から南宋の成立と滅亡、異民族支配の元代を経て再び漢民族の明へ、そして満州族による清朝の成立、清末の混乱、中華民国の成立。ダイナミックな中国史の「空気感」のようなものに、漢詩人たちとその作品を通して触れることができて、とても興味深かった。岳飛、朱熹、陸游、文天祥、耶律楚材、王陽明、魯迅などが次々に登場する。引退後の20年で六千首を作ったという陸游の<梅愛>など、西行の<桜愛>と似た趣があって印象的だ。人の感性って案外変わらないんだろうなあと親しみを覚えたり。また折々に読み返していきたい。2015/08/05
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