内容説明
数えきれないレパートリーの中から、母譲りの味、日々よく作る味、季節が生き生きと伝わってくる味、昔ながらの味がする常備菜や保存食、東京での新作、都市化の陰で消えつつあるストリート・フードなどを選んでこの一冊にまとめた。『幼〓さんの北京的点心』に続く第二冊目。
目次
迎春菜単 盛夏菜単(好吃不好看;豆腐全烹 ほか)
爽秋菜単 厳冬菜単(秋点午点;二人世界飯盒 ほか)
老北京風味(昔日茶館;家常製法 ほか)
感想・レビュー
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ワタナベ読書愛
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北京で生まれ育った女性の、母直伝の料理や自分の好物、日本で暮すようになってから作った料理などを収めたレシピ本。1998年刊。日本人向けにアレンジせず、現地の味、現地の文化、古いスタイルをそのまま再現した料理の数々は、現地の家庭や屋台などにお邪魔したような気分になる。家庭で保存食として食べる塩漬け豚肉や卵、驚きの組み合わせ上海おにぎり(炭水化物+炭水化物+油)など珍しいレシピもあり。全面的に中国味の昆布の炒め物や、干豆腐のレシピなど専門店で材料を仕入れる必要があるが、作るとハマる。私は花椒と臭豆腐に夢中。2021/03/25