内容説明
にしやまにしょんぼりひがおちた。あたりはしょんぼりくれてきた。ふああとなまあったかいかぜふけばそろそろ三つ目がでてくるころや。それみなせにしやまのふもとから三つ目がやってきた。印象的な掛け声で、また読んでみたくなる1977年初版の名作、待望の復刊。
著者等紹介
梶山俊夫[カジヤマトシオ]
東京都生まれ。『かぜのおまつり』『みんなであそぶわらべうた』(福音館書店)でブラチスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ金のりんご賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
251
梶山俊夫・作。独特のリズミカルな口調で語られる民話風のお話。三つ目の怪物が現れ、娘が食べられそうになるが、「いぐいぐいぐいぐ」のお呪いのようなお囃子のような言葉を唱えると、怪物の首がどんどん伸びて、カエルも一緒に「いぐいぐおぐいぐ」、首はもっともっと伸びて、ばあちゃんにちょっきんと切られちゃった。絵本の紙質が変わっていて、色が滲むようなフォーカスがかかったようなタッチになる。それが民話調のお話にぴったりとマッチする。絵と言葉のリズムーまさに絵本の王道かもしれない、2025/02/15
paf ❤︎
33
季節がら🐸、お気に入りのカエル本です。梶山さんの絵と言葉遊びが楽しく、しかもそれだけに頼らず起承転結の面白さもあるので、オトナにも是非おすすめしたい! 繰り返しのリズムがよく、もちろん読み聞かせ向きでもあります。読み聞かせ甲斐があります。いぐいぐいぐいぐ…が頭から離れません(*⁰▿⁰*) もっと知られてもいい絵本だと思うんだけどなぁ。2019/06/11
舟江
13
復刻版だと言う。ストーリーは単純で子供が喜びそうな内容。シメも余韻があって良い。2021/03/27
みー
11
5月・6月読み聞かせ候補。再読。カエルの合唱・・グッジョブ!!初めて読んだときは、怖かったんだよねー。ほぉー、ここからこう、ミミズに繋がるのか―と思ったもんだ!2017/04/29
あおい
11
「いぐいぐいぐいぐ」「ごじゃらばごじゃれ」この繰り返しが読んでて楽しい。2014/09/13