内容説明
歴史に名を残す偉業を成し遂げた人物も、ほとんどの場合、本当に活躍したのは、ある時期に限られる。それどころか、リタイヤ後に意外な「その後」の人生を送った人物が少なくない。「祟り」に慄き死んでいった藤原道長。健康に気を遣いすぎて逆に死期を早めた徳川家康。老人になってから計画殺人を実行した徳川光圀。勘違いで殺人を犯して獄死した平賀源内…。有能な成功者である彼らはなぜ“晩節を汚す”ことになったのか。その分岐点には何があったのか。30人の偉人たちの知られざる末路を繙き「人生の本質」を追求する、画期的な書。
目次
第1章 古代の偉人たち(小野妹子(生没年不詳)
鑑真(六八八~七六三年) ほか)
第2章 中世の偉人たち(平清盛(一一一八~一一八一年)
源義経(一一五九~一一八九年) ほか)
第3章 近世の偉人たち(明智光秀(一五二八頃~一五八二年)
足利義昭(一五三七~一五九七年) ほか)
第4章 近代の偉人たち(西郷隆盛(一八二八~一八七七年)
陸奥宗光(一八四四~一八九七年) ほか)
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都生まれ。青山学院大学史学科卒業、早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。第十七回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)、第六回NTTふれあいトーク大賞優秀賞を受賞。都立高校教師として教壇に立ちながら、歴史作家・歴史研究家として、数多くの著作を刊行。2013年、東京都を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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