出版社内容情報
親友が殺された。秘書派遣会社のアーシュラは顧客のスレイターとともに犯人探しを──。人気作家によるヒストリカル・ロマサス!!
内容説明
秘書派遣会社を経営しているアーシュラの部下であり親友でもあったアンが謎の死を遂げ、速記で隠し場所を示された遺品は奇妙な物ばかりだった。自殺か心臓麻痺と判断されたが、アーシュラは他殺と考え、犯人を突き止めようと決意する。自ら秘書を担当していたクライアント=スレイターに休暇を願い出るものの、彼は協力したいと言う。犯人探しの過程で惹かれ合う二人。しかし、各々が秘密の過去を持っていた。一方、事件は予想以上の展開を見せ、意外な犯人が浮かび上がる―。
著者等紹介
クイック,アマンダ[クイック,アマンダ] [Quick,Amanda]
いくつかのペンネームを使い分けつつ、そのどれもがベストセラーとなる超人気作家、ジェイン・アン・クレンツ。カリフォルニア大学で図書館学の修士号を取得、司書を勤めた後、作家に転身。さまざまなペンネームで、数多くのヒット作を生み、不動の地位を築いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
22
半分以上読んでしばらく放置した割に残り半分もすんなり読めた。次々人が死ぬ。犯罪王が逮捕されて、でも裁判次第で上手く逃げおおせるかも知れないと匂わせてからの急展開。あら、まあ。レディは不幸だった。犯罪に手を染めることは平気でも純粋に愛を求めていたのかも。ところでヒーローが死んだものと思って発掘現場に置き去りにした友人に恨みはないのね?あっさり許してしまう彼の懐の深さに感動するやら拍子抜けするやら。脇でひっそりロマンスが芽生えていたり、やっぱり最初から読み返すべきかしら。良いところを見逃しているかも知れない!2021/12/08
うにすけ
9
図書館本。何だろう、頭にはいってこなくて読みづらかった…甘さとか会話の楽しさが抑え気味?。キャラ増えたら面白くなってきたけど、とってもサスペンス。時代はヴィクトリア朝の後半なのなしら?(映画の「ヒステリア」が浮かんだ~)そこも気になってしまいましたわ。ヒーローが黒尽くめで眼鏡ってのは格好いいなぁ~2016/04/07
キッチンタイマー
8
乱読消化のため半年ぶりくらいに続きを読む。ちょっと待った。これはフロリダで雇用主の殺人に巻き込まれて犯人とされて車でハリウッドに逃げてハリウッドのホテル主と事件を追う話ではなかったのか?とずっと思い悩む。(´▽`) '`すいません。ハリウッドの話は面白かったけどこちらはそうでもなかった。尚この本は秘書派遣業の女社長アーシュラが親友で雇い人のアンの死亡事件を追ってロンドンを舞台に活躍するという話。2018/09/29
まめもち
7
遺跡調査で取り残され悟りを開いて戻ってきたスレイター×過去を隠して派遣秘書会社を経営するアーシュラ。親友かつ部下のアンの死を不審に思い、派遣先のヒーローの洞察力を見込んで巻き込んじゃうヒロイン。ヒーローは謎めいた人物っぽいが一目惚れしたヒロインにほいほい手を貸しちゃうとかとってもわかりやすい。終始ヒロインに主導権取られてたw麻薬取引と女の嫉妬が絡んだ事件。アンはヒロインの過去バラしちゃったりと意外とビッチ。思いつめた女が一番怖いねというお話。で、ヒロインがかくしたがった過去は大した事ではなかったような……2017/11/02
はっつん
4
設定はいつもクイック作品。ヒーローが洞窟に閉じ込められた後の出来事が良く言えば神秘的。悪く言えば私には理解できません。ヒーローが予知能力を身につけたのか?ヒーローが選んだ第三の道が気になってたら、ラストに「なるほど!」と素敵なオチになっていた。最後の二人の告白シーンだけでも満足でした。2016/04/09